昨晩、夜景も見ながらディナーをと出かけたスタッフは、霧で100万ドルの夜景とまではいかず10万ドルくらいの夜景を見ながら美味しい食事を食べてきたそうです。私たちは初めて訪れた香港の空気に少しでも触れたいと思い、あてのなく街の中をブラブラと歩いてみました。
驚いたことは、これまで訪れたどの国よりも、街がきれいだという事です。ネオンやイルミネーションが華やかできれいということではなく、歩道や公園にはほとんどと言っていいほどごみが落ちていません。街の中には円筒型のダストボックスが設置されていますが、日本の高速道路のサービスエリアのような、ごみがあふれるほど入っているわけでもありません。
地元の方に聞いてみると、数年前まで香港はたいへん汚い街だったそうです。しかし、SARS(サーズ)が流行してから、国の方針として本気になって町の美化や衛生に取り組んだそうで、一時はかなり高額な罰金をごみを捨てる人に厳しく課せた時期もあったそうです。子どもをつれて公園に出かけても、きれいな公園だと安心して時間を過ごすことができます。もちろん、私の住んでいる田舎には、まだまだそんな場所はたくさんありますが、新宿や池袋にも似た香港のど真ん中で、こんなに清潔な場所があることに本当に驚きました。
ひとつの山かと思うほどの、高層ビルの群れやカジノの華やかさ、軒並み並ぶブランドショップに世界のグルメレストラン・・・。本当に香港は凄いと思いました。映画のダイジェストでも見ているかのように、この3日間でありとあらゆるものを一気にお腹一杯食べた感じです。ただ、ちょっと怖かったのが、アジア特有の「自動車優先」制度。日本では絶対、「危険運転行為」かなにかで捕まるような荒っぽい運転は当たり前です。何回かタクシーを利用する機会がありましたが、信号のない交差点での合流で、車の鼻先を強引にでも突っ込まない限りは、向こうから「どうぞ、どうぞ。」と言った雰囲気はまったくありません。合流のタイミングを逸して2~3台やり過ごしていると、後続車からクラクションの嵐です。これでは、歩行者に気を使っている余裕は絶対にありません。近代的なビル郡や衛生的な街並みと、粗暴な運転とのギャップを感じました。
上の写真は、病み上がりの若旦那が定食屋で注文した「牛ホルモンスープ」
おいしかったです。おいしかったです。(2回あえて言いました)ただ、やはりビジュアル的にちょっと・・・。まだスープの中には、牛のどこの部分なのかわからない形状のものが、2~3種類ほど入っていました。目をつぶって食べればきっと全部食べることができると思います。もうすぐ香港では旧正月を迎え、来年はうし年ということで、大変香港では牛料理が人気があるそうです。
今朝早くにホテルを出発して、成田空港に到着したのはお昼過ぎ。
帰りのバスの中は、スタッフ全員ぐっすりとご就寝でした。天候にも恵まれて1班はいい研修旅行になったと思います。安心して研修してこれたのも、2班のスタッフが旅館を守ってくれていたおかげです。2班の研修旅行出発は2月1日~4日までです。今度は私たちが旅館を守っていく番です。娘の麻琴は帰りの飛行機の中で、ちょっとぐずってしまいました。