先日、毎日夕方に行なわれている「昼神の御湯」の「夕御饌の儀」を取材に来られた、地元新聞社の方とこんなお話をさせていただきました。
「今メーカーが作っている携帯電話や日本車の中で、消費者が欲しいものがないという声がある。「作り手側」と「使い手側」の意識のずれが生じている。これだけ不景気になってくると、消費者は本当に必要なものはなにかを真剣に考えている。モノで溢れている時代であるからこそ、経済が麻痺しているこの時期に本当になにが必要かを立ち止まって考えるいい時かもしれない。」
なるほどと思いました。
2年前から始まっている昼神温泉郷での「神ぐ和しの里プロジェクト」で、最初から一環して言っている「イベントをするのではない。本当の祭りをやるんだ。」という若旦那の言葉にも通じるところがあるような気がしました。産地偽装や食品への異物混入など、信用を大いに揺るがす事件がここ2年ほど続いています。そんな時代だからこそ、真面目に、地道に、真剣に、やっていること=「本物」が、大切になってくるのだと思います。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。