7月30日に京都の金剛能楽堂にて、茂山千三郎先生と茂山七五三先生のお社中合同の発表会「七三の会」が行なわれます。若旦那はその会で「千鳥〜ちどり〜」という舞台に立つため、今、その練習の追い込みのため京都でお稽古の特訓をしています。
やはり発表会の前となるとお稽古に対する集中度も増してきて、若旦那も旅館の仕事の合間や車の移動中は、台本片手に狂言の台詞の練習をしています。今度の演目には、少しですが扇子を持って舞う場面があります。台詞の言い回しはなんとかできるようですが、今回、扇を持って舞うことが初めての若旦那はだいぶ苦戦をしているようです。
先日、千三郎先生がいしだの舞台でお手本として舞っていただいたものを映像に撮らしていただき、それを見ながら練習をしています。私も「三人夫」という小舞をお稽古していますが、見るのと実際に行なうのとは大きな違いがあり、扇のかえし方や足運びにいたるまで、その細かい動きがしっかりきまらないと見ていて気持ちのいい舞いにはなりません。
この日の練習でも、お稽古の合間をぬって、舞いの部分のお稽古を千三郎先生に何度もつけていただいていました。出演時間はだいたい午後1時過ぎくらいかと思われます。鑑賞無料となっておりますので、是非お近くの方は足をお運びくださいませ。