33歳になったからなのか、自分の中では何も変わらないことに苛立ちにもにた焦りを感じます。4人姉妹の末っ子の私は、いつまでたっても誰の前でも、妹気分なんです。
歳をかさめるごとに感じます。親切にしていただいていること、良くしてもらっていること、私は当たり前に過ごしていないだろうかと・・・。
でも、33歳は違いますね。“ふっ”とした優しさがとても染みるのです。
人の優しさは、私に自身を与え、ゆとりをくれます。
それは私にとってとても大切なエネルギーになっています。
そんな優しさをもらうばかりではなく、これからは私が分けてあげたい、お返しをしたい、そういう気持ちになってきます。
「落花流水を送る」
花びらは、風に舞散ると清流がどこかへ連れて行ってくれます。清流は、ただ流れ、落ちてきた花びらを運んでいきます。
花は流されるために散ったのではなく、川は花を運ぶために流れているわけではありません。その両方が自分の仕事を無心で全うしているからこそ、この図が美しいということだそうです。ちょっと難しくも感じますが、私はこの言葉にとても感動しました。
とっさに、この言葉の描く心と自分の姿を重ねて考えていました。
余計な事をめぐらせず、自分のありのままが礼節にのっとった、心ある姿であること。表現の仕方は色々あると思いますが、この姿は私のあこがれる美しさです。歳を重ねなければ得ることができない美しさを、私は手に入れたい。
33歳、泣いても笑っても、もがいても、時間は止まってはくれません。ガンバルゾー