昨日に引き続き、狂言のワークショップの子ども達の感想をご紹介いたします。嬉しい感想がたくさん寄せられました。
はじめのうちは「こんなので笑えるの?」とか思っていたけど、実際に見てみると、すごくおもしろくて、昔の人も今の人と笑うところは一緒なんだと思いました。
今日は、狂言を拝見させていただきました。それにしても面白い。狂言についてのお話も大変興味深かったです。(中略)今まで「能」とか「狂言」と聞くと「意味不明」というなんだか失礼なイメージがありました。しかし、それは違う。そう確信しました。国語で習った浮世絵と同じく、それは日常の傍にあり、今でいうコメディー番組のようなものでしょうか。時代は異なっても、根本は「笑い」です。今日は思う存分笑わせていただきました。本当にありがとうございました。
教えていただいた狂言は、基本のことから全校でやり、最後に代表の人たちが演じた。私はそんないうまくはできなかったけれど、でも楽しかった。生の狂言はとても楽しかった。おなかが痛くなるくらい、涙が出るくらい大笑いした。みんな大爆笑だった。
始めて見たのですが・・・・・・めちゃめちゃ楽しかったし、おもしろかったです。(自分は)とてもあんな大きな声は出ないし恥ずかしいです。とにかくおもしろかったです。貴重な体験になりました。
〜ところどころで狂言の喜び方、泣き方を実際にやってくれました。私が一番勉強になったのは、能と狂言の感情の表し方がまったく異なっていることです。狂言は大声を発するのに、能は無言のままです。それを学んでから、みんなで少し狂言をやってみることになりました。代表で出た人達も、恥ずかしそうだったけれどできていました。それから、生の狂言を観ました。やはり迫力があってすごかったです。あと、おもしろかったです。また、このような体験をしてみたいと思いました。
学校狂言は、茂山千作先生が始めたワークショップです。それまでは能楽堂や舞台でしか観ることのできなかった狂言を、学校で気軽に観てもらいたい、小さい頃から本物に触れて欲しいという願いから始められたとお聞きしたことがあります。子ども達の感想文を読んでいると、しっかりとその思いは子ども達の心に届いていることがわかり嬉しくなりました。
子ども達から寄せられた感想文は、茂山狂言会へ若旦那が責任を持って手渡しいたします。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。