昔の病院というと、具合が悪くなってお医者様に診ていただくという感じで、どちらかというと病院側が上位というイメージでした。不機嫌そうな看護婦さん、どこかひんやりとしていて患者さんの咳き込む声だけが響く待合室、乱雑に置かれた週刊誌・・・といったイメージがあるのは私だけでしょうか?しかし、最近になって病院の様子も変わってきています。
今朝、12月に石苔亭いしだにいらっしゃる予定のお客様のところへ打ち合わせに行ってまいりました。そこは病院だったのですが、今まで私がイメージしていた病院とは大きく違った雰囲気の病院でした。
待合室は間接照明で暖かな光、患者さんの顔が見えると「○○さん、こんにちは。」と声をかける看護婦さん、お洒落な色合いの壁や椅子・・・。まるでどこかのホテルのロビーのようでした。
壁には患者さんから寄せられたご意見・ご要望カードが貼ってあり、グッドコメントにはお礼の言葉が、その逆のものには問題に対してどのように対処するかがきちんと書き込まれていました。
その後、本部長様とお話をさせていただく中でそのことについてお聞きすると、「当院では患者さんじゃなくて、この病院へ来てくれるお客様という考え方で接しています。」と、お話ししてくくださいました。患者さんの具合が良くなるように治療することは当たり前ですが、その他に具合に悪い患者さんが、どのようにしたら安心して治療を受けることができるか、心地いい空間を提供するかということに、真正面から真剣に取り組んでいらっしゃる素晴らしい病院だなと感じました。どうせお世話になるならこんな病院がいいですね。
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