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台湾の皆様、着物を着付けてもらって「和の作法」を体験です。
着付けが終わったすぐは、どうやら嬉しい様子で、仲間どおしで写真を取り合っていました。
さ~、早速指導が入ります。
和装と洋装での歩幅の違い
体の重心の置き方
お客様を出迎える時の三つ指をついてのご挨拶の仕方
目線の先
指先
等など・・・・
本日研修されている方々は、日本のある企業さんが実際に台湾へ店舗展開をされておりまして、そちらのスタッフの皆さんです。
台湾へ出店といっても、「日本のおもてなし」が接客の基本とされているらしく、現地スタッフにも「日本のおもてなし」という物を感じ取っていただき、生かしていただきたい。
ということでご相談があり、今回に至ります。
実技ということで、着物や茶室といった体験がありますが、それを通じて講座も開かせていただいております。
石苔亭いしだのスタッフにとっても、自分達のしている行動がどうであるか?と考える、大変良い機会かと思い、お引き受けいたしました。
回を重ねてゆくごとに私達も研究をさせていただけると思っております。
大変良い
今朝、目が覚めると何だか複雑な思いが気持ちに残っています。
「何だろう???」
と掘り下げて心の中を探ってみましたが、思い当たることは今朝見た夢のことだけです。
今朝の私の夢には、石苔亭いしだを長くご利用してくださっていたお客様が出てこられたのです。
見たこともない、昔ながらの木造の宿で、私は見習い仲居として勤めている夢でした。それが、何か分けありだったのか、おそらく「以前旅館の女将をしていました」ということを隠した形での仕事だったように思います。
ちょっと時代背景が水戸黄門チックだったのですが・・・・(笑)
そこの常連のお客様として登場されたのが、私も知っているそのお客様でした。
なんてことのない夢ではあったのですが、何故でしょう?
何故、たくさんいらっしゃるお客様の中から、私は今日その方の夢を見たのでしょうか?
多分そんなことが気になったのだと思います。
実は、そのお客様は毎年お正月にご夫婦でご利用してくださっていました。
三年ほど前から奥様が体調を崩されお目にかかれなくなりました。
そのことが、お正月が近づくと毎年気になってはいましたが・・・・
毎年来られていたお客様のお顔が見れなくなるというのは、結構おおきな不安や思いが募るものです。今回のお客様については、本当に体調は大丈夫だろうか?という心配の気持ちが最初によぎりましたが、ほとんどの場合の私の本音は、「ご満足いただけない対応が重なったのではないか?」と「こんな厳しい時代です。体調の件、仕事の件」の心配が、ほぼ同等か、人によっては前者のタイプで頭をよぎります。
女将として自分自身を厳しく評価すれば、奇麗事ばかりではいきませんし、自信過剰にもなれません。現状への疑問や問い返しという、答えの出ない「満足」を追いかけ続けるのが、今の私です。
そんなフラストレーションが今朝の夢だったのかもしれませんね。
気分が重いわけです。
でも、早速その夢に出てこられたお客様へお手紙を書いてみようと思います。
どうぞ、皆様も寒くなってまいりましたのでお体をご自愛ください。そして、石苔亭いしだに来られた時には、私のような者でよろしければお気軽にお声をかけてくださいませ。
女将の幸せは、お客様とお近づきになれ、お客様の思いを一緒に感じられることです。
風は冷たくなってまいりましたが、陽がさす良いお天気でしたので子供二人を連れて出かけることにしました。今日こそ娘が満足(=寂しく思わないよう)するように、向かい合って遊んであげよう!!と覚悟をしたのです。
といいつつ、公園に行こうと車を出しながらそのまま、先日退院された村上志津江さんのお宅へ出かけました。
私にとっては、旅館での育ての母のような存在です。今まで長い間石苔亭いしだに貢献してきてくださった方です。ご年齢を考えると、大きな手術をされているのですからやはり、心配です。
頭のどこかで、「いつまでも頼っていてはいけない」
という思いがあるのですが、石苔亭いしだにいらっしゃらなくなる日が来ることを思うと言葉にならない寂しさが湧いてきます。
今のところは、まだそんなことを具体的に話しているわけでは有りませんが、常に頭の隅にある私のそんな思いが、お宅までお邪魔してしまおうという気持ちにさせたのでしょうか?
ず~と今まで仕事をされて生きた方です。病み上がりだとはいえ、1ヶ月ほど仕事をしない生活をしていると、寂しさもあるんじゃないだろうか?不安もあるんじゃないだろうか?
などと勝手に推測をして、あつかましく突然お邪魔してしまいました。
「わー、まこちゃ~ん!」
といつもと変わらず歓迎をしてくださる姿に「ほっ」としました。
しずえさんの美味しい煮物を頂戴しながら、お茶を飲んでお話をしてきました。
麻琴はお孫さんのおもちゃをお借りして、「バアバ、バアバ・・・・」と嬉しそうに遊んではしゃいでいます。
まだ手術に後が、痛々しく感じられますが、いつもと変わらぬ表情に私の心は少し和らぎ「元気でさえいていただけたらいい・・・」という気持ちが自然と湧いてきました。
しずえさんもきっと、お客様の皆様にお目にかかれる日を楽しみにされていることと思います。
完全復帰は検討中だと思いますが、その時はまたよろしくお願い致します。
昨日を持って、共に働いてきた私達の仲間が1人、石苔亭いしだを旅立ちます。
彼女にとって最後となる昨日は土曜日、忙しい1日です。
そんな中、チェックインの落ち着いた一瞬を見計らって仲間達が激励をおくります。
途中、ベテラン選手の先輩が退職してゆく中で不安を抱えながらも自分の足で立ち、仕事の中からやりがいと意味を見出してゆく姿を、たくましく思いながら今日まで見守ってきました。
悩みを克服し、「仕事」ということでの自分の存在の有り方や取り組み方を見つけ出した動き方を身に着け始めていた姿に、私は昔の自分を少し重ねていたところがありました。
もう少し一緒に働いていたかった・・・・・
という気持ちが、私だけでなくみんなの気持ちに残っていると思います。
でも、そんな惜しい気持ち以上に、彼女のことが皆好きなのです。
決心したその気持ちを後悔することがないよう、共に働いた私達の時間に後悔することがないよう、そして新しい職場で彼女が求めた時間が過ごせるよう、心から励まし応援したいという気持ちが勝っているのです。
そんな石苔亭いしだのみんなの姿に、私は感動し目に涙がにじみます。
こんな頼りない女将でも、現場にはこんなに素晴らしいスタッフが育っているのです。その彼男、彼女の道を指し示せるような、女将になれていない私自身がとてつもなく悔しく、惨めに思います。スタッフの中に顔を出すことも自身がなくなる弱気な気持ちを必死に殺している有様です。
だからといって私はそんな自分から逃げるわけには参りません。娘として両親の思いを継いだ以上、いつかそんな理想の自分になり、お客様やスタッフの希望的旅館、どっしりと構え安心していられる会社=女将(社長)となれるまで、私は自分自身との戦いが続きます。
度々の職場の仲間のこうした姿は、私に深く深く「己の覚悟」を刻む機会となります。
いつの間にか私事となって今しました。申し訳ありません。
彼女は12月1日から、地元飯田市にあります輝山会病院で医療事務としてお勤めが始まります。
地元に住む私達は、日頃お世話になることの多い病院です。「寿」の話もひょっとして近いのでは・・・・?などと、勝手に期待も膨らめながら、見送りたいと思います。
松下さんの前途を心から応援しています。
お客様の皆様には、慣れた顔のスタッフがいなくなり、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、何卒今後とも石苔亭いしだをよろしくお願い申し上げます。
本日も大変心地よい秋晴れです。
阿智川沿いを散歩されるお客様の姿が、情緒深く何とも絵になります。
そんな秋の景色をご紹介しようと思うのですが、折角ですのでモデルさんを用意いたしました。
石苔亭いしだの縁の下の力持ち、いえいえ、稼ぎ頭と言ってもいいかもしれません。ルームの皆さんです。
これからお客様のお迎えの準備に入るところ、引き止めてしまいました。
紅葉したもみじの中に、愛らしさがひと際華やぐようではないでしょうか。
派手ばでしくなく、内面の純粋で温かな人柄が備わった、私の自慢のルームの皆さんです。
今日はたまたま3人ですが、石苔亭いしだのスタッフは、皆私の自慢です。
そして、このスタッフをこのように育ててきてくださったのは、本人の備わった物と合わせてご贔屓くださる石苔亭いしだのお客様の皆様です。
でうぞ、今後ともよきご指導、ご鞭撻をよろしくお願い致します。
今週土曜日、「養命酒の残渣を飼料として200日飼育した名古屋コーチン」の食味アンケート第2弾が行われます。
場所は、諏訪湖の湖畔に位置する「くらすわ」というお店です。
こちらは先日ご紹介させていただきましたが、養命酒さんが初めて出された、ショップになります。
先日ひるがみ温泉の朝市で行われたときには、
「いつから販売されるの?」
「へー、養命酒の残渣でね~、やっぱり違う気がするわね~」
などと、好感触の印象を受けています。
今回のアンケートでは200人を目標としています。
是非、お出かけください。
栗矢の無礼講の時の司会が好評だったと自慢げに話してくれた主人です。
今回もその力量を発揮してきっと多くの皆様に鶏のご案内をすることと思います。
是非、一声かけてあげてくださいませ。