栗矢の無礼講 最終日グランドフィナーレ がとうとう行われました。今朝から少々体調を崩していたのですが、どうしても行きたいと思っていました。
この一ヶ月の間、どれほど多くの皆様にお力を貸していただき、さらに多くのお客様からお感謝の言葉をいただいていたか、その感謝をあらわしたいと考えたとき、現場に行くことが一番です。
正直、石苔亭いしだのスタッフも何度か弱音を漏らしたくなることもあったようです。しかし、お客様も栗矢地区の皆様も喜んでいる様子と若旦那が一生懸命な様子を見ながら、この初めて動き出した「栗矢の無礼講」を成功させるために一生懸命でした。今回私はそんなみんなを手伝うこともろくにできませんでしたので、せめて最後ぐらいは一緒に「お疲れ様!」といわせてください。
しかし、目の前で行われた約一時間は「よかった」という言葉だけで終われるものではなく忘れかけていた「温かで、豊かな日本の風景」を映し出してくれていました。
太鼓の音が鳴り出すと、神社に大勢の人が集まってきます。地元の子供からお年寄りが自然に声をかけ、ふれあい、村の若者達が感謝の儀式を行っています。さらに「遠くからよくお越しくださった・・・」と心の言葉で、観光客の皆様に声をかけています。私が幼い頃見た、祖父母の村のお祭りへ行ったときの景色を思い起こしました。子供は大人と触れ合えることがとってもうれしいんですよね。
本来地域にある神社は、こうして人々が集まってくる所だったのではないでしょうか?いろんな年代の人たちが集まり、ふれあい、そこで学んでゆくのです。そして、大切なのはそうすることのよって当たり前のように感謝の心が養われるということです。神社は願い事をしに行くところだけではないよいだ・・・ということが、今日の様子で納得が行きます。
本日は時間を延長して、この一ヶ月舞台に出てくれた5団体が全員出演いたしました。
1. 銭太鼓(和太鼓)
2. 木賊狂言(素狂言)
3. 加藤木磊也・慧(鶏舞)
4. 華樂(和太鼓)
5. あゆみ太鼓(和太鼓)
さらに最後は、地元の花火師による手作り花火の打ち上げです。
いらしてくださったお客様はみなさん「こんなものを見れるとは思わなかった。本当にありがたい、ありがたい」と喜んで下さっている声が聞こえてきます。今日で終わりと思うと、少々寂しい様子も見受けられますが、司会をしてくださっていた方の話によれば「この御利益は有効期限があり、1年らしい・・・来年もぜひお待ちしております。」とのことです。