私たちの旅館のロビーには、能舞台があります。
ご来館されますお客様の目に真っ先に飛び込んでくるのは、この能舞台です。
毎晩、夜になると地元の芸能の方々によります舞台も行われております。
1年に一度、京都茂山狂言の皆様方によります舞台もございます。
先日もお話をいたしましたが、当館ではこれまでご利用いただいておりましたカラオケルームやスナックが今はなくなり、夜更かしをしてお酒などを飲める場所がなくなってしまいました。
そこで現在、能舞台前のお席をバーラウンジとして開放して現在夜11時頃までオープンしております。
しかしどうやら「能舞台」というものの存在感がありすぎまして、緊張感が漂ってしまうと言いますか、なにかリラックスできません。
今夜はもっと能舞台前のラウンジをお客様がお気軽に使っていただけないものかと、遅くまでかかって音響プロデューサーの矢島さんと若旦那と村山支配人で話し込んでいました。気が付いてみると日付も変わっていました。
しばらくして覗いてみると能舞台の鏡板に、狂言の映像を映し出していました。実際に狂言の舞台を見ているような不思議な感じでした。まだ、未完成のようですが、近いうちに新しい能舞台ラウンジの時間の過ごし方の提案ができそうです。