HAWAIIから帰ってきて毎日考えていることは「旅館で滞在する」ということはどういうことかということです。
2泊・3泊の宿泊プランを立てててみても、ただその旅館での滞在時間が多くなるということでは、「滞在する」ことの本当の意味は達成できません。
チェックアウト13時・布団上げの廃止・読書コーナー新設・シアタールームなど、これまでお客様方にごゆっくりしていただくための施設やオペレーションも取り揃えてまいりましたが、それだけでも不十分です。
HAWAIIで感じたことは、その場所でしか感じることのできない「風」であったり「薫り」であったり「ざわめき」といったものでした。
自然のうつろいに身を委ね、日ごろの喧騒から離れ、いかにゆっくりくつろいでいただけるか・・・・・。それができなければ、なんのために同じ場所に何泊もするのかといったことにもなってしまいます。
来年の春あたりまでにはまた違ったかたちで、新しい石苔亭いしだでの時間の過ごし方が提案できたらと思っております。
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