若女将の日記

鳥の巣

茶室を掃除していますと、「チュンチュン」という可愛らしい鳴き声が聞こえてきました。

ふと見上げますと、茶室から出たすぐのところに生えているボウ樫の木に、ムクドリが巣を作っておりまして、親鳥がお腹をすかしたヒナにえさをあげているところでした。

下からですので、よくは見えませんでしたが、黄色い口ばしが五つ六つは見えていました。

なんとなくうれしくなりました。

沖縄土産

以前もお話をしましたが、今、石苔亭いしだでは「いしだ厳選50選」としまして、売店での商品を約3分の1のアイテム数に絞り込んでいます。

そんな中、実家の沖縄に里帰りしていたスタッフが、職場にお土産を買ってきてくれました。

「ちんすこう」です。

そのネーミングもさることながら、よく見ますとそれは「ちんすこうショコラ」という現代風のお菓子であって、しかも片方は「ラムネ味」でした。

沖縄にはかなわないなと、つくづく感じました。

Man＆Wife�I

今日の工事でリラクゼーションシアター「Man&Wife」とエステルームへ続く通路の入り口の形が出来上がってきました。

知人から譲っていただいた鬼瓦で、おめでたい「波兎」をかたどったものが埋め込まれます。兎の鬼瓦はなかなか珍しいものだそうで、家主の方が兎年だったことからこの瓦を作ってもらったそうです。

来週には鬼瓦が埋め込まれた壁が白く塗られて、この兎も白くなる予定です。入り口をくぐった石畳のアプローチもだんだんと出来上がってきています。

シアタールーム・エステルームのオープンまであと13日です。

リストランテ・ヒロにて

料理企画でお世話になっております山田宏巳シェフのお店へ行ってまいりました。丸の内ビルの35階にレストランはあって平日のお昼でしたがたくさんのお客様でした。

入り口でばったり山田シェフにお会いすることができ、席まで案内していただきました。美味しいランチをいただいた後、席まで山田シェフが来てくださり、とっておきのハチミツの味見をさせていただきました。「ゆりの木の蜂蜜」や「みかんの蜂蜜」など、ハチミツにもいろんな種類があることにビックリしました。

その後、同レストランにて、ビストロボンファムの中野シェフと東京カレンダーの平澤さんと合流をして、これからの料理企画のことや今度できるシアタールームのことなどについてお話しました。

この日の丸の内ビルからの景色はとてもよかったようで、遠くの埼玉スタジアムまでしっかり眺めることができました。

素晴らしい景色と、美味しいランチと、素敵な人たちとお話ができて本当に気持ちのいい時間を過ごす事ができました。

感謝、感謝です。

はなふく豆

売店「東屋」の新商品がまたひとつ決定いたしました。

「はなふく豆」です。現在、売店で販売している「おたふく豆」は材料に天豆（そらまめ）を使用しますが、「はなふく豆」はその名の通り「はな豆」を使用いたします。はな豆は天豆と比べて煮ても形が崩れにくく、豆本来の味が残ります。

長田板長がこのはな豆を使って、独自の味付けで炊き上げたものが、この「はなふく豆」です。

パッケージの文句は加藤木さんが考えてくれました。

「はなふく豆」

春の初めの寿の　七福神の宝船

多幸　多幸と　積み上げて

当家のお庭へ参り来る

金銀どっさり　お豆に暮らせ

7月下旬には、店頭に並ぶと思います。　

阿智の夏祭り

毎年行われる「阿智村の夏祭り」の実行委員会が昨晩ありました。若旦那は、宴の出演者の加藤木さんと共に「火祭り実行委員会」に入っています。

3年前にだんだん先細りになっていく村祭りに活気を取り戻そうと企画されたのがこの「火祭り」でした。

「虫送りの神事」と呼ばれる松明行列や、胎内くぐりをあらわす「火の輪くぐり」などの従来のものに加えて、今年は小高い丘の上からはるか下の河川敷まで、2メートル以上ある火の玉を落とす「火落とし」の神事があります。

200メートル以上あるワイヤーを勢いよく河川敷に向かって落ちていく「火の玉」は、昔からのろし台として使われていた山から火の神が、阿智川の水の神目がけて降臨していく様子を表したものです。

下の写真は、昨日の会議用に若旦那がイメージ図を書いたものですが、絵を見ただけでもその迫力が伝わってきます。

阿智の火祭りは7月30日です。送迎バスも出ますので、本当に火の玉が落ちるのかどうか見に来てください。

まちづくりプロジェクト

現在、昼神温泉ではすべての施設を巻き込んだ大きなプロジェクトが始まっています。

「親切温泉地宣言」「健康温泉地宣言」「環境温泉地宣言」の3つの宣言がなされました。その中の「親切温泉地宣言」の取り組みとしまして、さっそく7月より「できます看板」と「しんせつ傘」の取り組みが始まりました。

昼神温泉にいらっしゃるお客様に「○○はできます」といった一旅館の枠を超えた温泉地全体としてのサービス内容が、書き込まれています。旅館によって内容は様々で「できます」の内容を見るだけでも楽しいです。

「しんせつ傘」は、急な雨のときや日差しが厳しいときなど、どの施設からも傘を借りていくことができ、どこに返してもいいというものです。

ひとつの施設でお客様をお迎えするよりは、温泉地全体でお客様をお迎えして、なるべく町を歩いてもらう。昼神温泉郷へのリピーターが増えてくれることがなにより嬉しいことだと思います。これらの取り組みが、その第一歩になればと思っています。

今年の11月に婚礼を行います。

若旦那です。

昨日は新潟まで男3人で出かけてきました。昨日の若女将の日記には、車の中で男ばかりでなんの話やら・・・と書いてありましたが、いたって真面目な会話ばかりの道中でした。・・・・・はい。

日帰りで新潟まで行って見た来たのは、鍋茶屋さんという料亭で行われたブライダルフェアです。実は11月に私たちの旅館で婚礼をさせていただくので、その下見もかねて行ってきました。

鍋茶屋さんは江戸時代から続く割烹料亭ですが、意外と洋花やテーブルがマッチングしていて、和モダンといったおしゃれな雰囲気でした。

帰りの車の中も、石苔亭でのブライダルの可能性について盛り上がってきましたため、前述のとおり、一日、仕事の話ばかりでした。

・・・ということにしておいてください。

男３人の新潟ドライブ

若旦那は本日、支配人の村山、広報担当の脇田をつれて新潟まで出かけてゆきました。彼らは石苔亭いしだの頭脳班と私は思っているのですが、その３人が一緒に宿を留守するというのは、初めてのことです。

みなさん、若旦那はなにやらたくらんでいるように感じませんか？石苔亭いしだにまた１つ、新しい風が吹こうとしている気配があります。

現在進行中の改装工事に平行し、当館はもう1つ、夢と希望にあふれた思いの中実現させようとしている事があります。その視察のため３人は出かけてゆきました。

新潟には新しく出会った友人が、私達に知恵と力を貸してくれようと準備してくれています。

常に前進しようと輪を広げてゆく若旦那を先頭に、輪郭を整えてくれる頭脳スタッフ、めまぐるしく進化（変化？）してゆく中、たくましく支えてくれる現場スタッフの集まりが今の石苔亭いしだです。

若旦那と一緒に明日を見ることが出来る仲間達です。新潟から帰ってきた２人は何を実現してくれるでしょうﾈ。

明日は新潟の様子を若旦那から報告してもらいましょう。皆様に何か新しい情報を送ることが出来そうです。

それにしても、あの３人は車の中でいったいどんな事を話しながら往復8時間以上を

過ごしているんでしょうね。

仕事を離れた男の会話って、とてもミステリアスﾀﾞﾜ。女性の私にはとても不思議or複雑です。なぜって、知りたいような、知りたくないような････。

とても期待しているようで、案外どうでもいい子供っぽいような････でも、期待できる男の会話ってのも何なんだか分からない。要するにミステリアスなままであって欲しいのかもね

安易な内容で大変失礼いたしました。それではおやすみなさい　ZZZZZZ

Man＆Wife�H

今日は朝から、7月22日オープンに向けて、リラクゼーションシアターの打ち合わせが、音響プロデューサーの矢島さんと電気屋さんと大工さんと若旦那で行われています。最後は、シアター内に設置するテーブルの照明は、下から照らすのがいいか、上から照らすのがいいかで夜中の2時まで話し込んでいました。

もう相当に練りこんだ客室のコンセプトや造りなのに、もっとお客様がリラックスできるようにするにはどうするか？驚きと感動のある空間にするにはどうするか？と、これでもかこれでもかと意見をぶつけあっています。

今日はビデオプロジェクターを映写してスクリーンのサイズを確認したり、スピーカーの位置の設定などをやっていました。

シアタールーム・エステルームのオープンまであと3週間です。