<9月4日栗矢の無礼講初日の様子>
出演者:百鬼夢ひな 飯田みちか(人形芝居)
演 目:猫姫くぐつ舞い
参加者:138名
思いもかけず、東京から来た大学生の団体の皆さんが栗矢の無礼講を観にいらっしゃいまして、100人以上の方々で栗矢神社の境内は一杯になりました。
栗矢の無礼講の舞台は初出演となります飯田みちかさんは、今年の6月にお亡くなりになった百鬼どんどろの岡本芳一さんのお弟子さんです。屋号をこれまでの「夢ひな」から「百鬼夢ひな」と変えての初めての舞台でもありました。
「神遊び」であります奉納の舞台が始まりますと、飯田さんが操る人形の動きに境内に集まったお客様はグッと惹きつけられ、からくり人形の表情が変わったり、衣装が早変わったりする度に歓声や拍手が起こりました。
神社の拝殿で人形芝居をするのは初めてという飯田さんでしたが、ライトアップされた栗矢神社の様子と、華やかな衣装をまとった人形の動きがとてもよく合い、人形芝居の雰囲気を一層盛り上げていました。
東京からの学生さんたちは、大学で演劇の勉強をされている方々だそうで、阿智村で見たり体験したりしたことをもとに、11月の阿智祭でパフォーマンスを行なうとのことでした。本日の演目が人形芝居だったこともあり、かなり興味深く舞台を見入っていました。無礼講終了後、学生さんたちに無礼講の感想を聞いてみました。
「こんな雰囲気のある神社は、東京にはない。一歩足を踏み入れただけで、もう舞台が始まっているような気になった。」
「村人になる機会なんてなかなかない。今日は村人になって無礼講という村祭りに参加させてもらったことは、本当に貴重な体験だった。」
「阿智祭では栗矢の無礼講をもとにした舞台ができたらいいと思う。」
一般のお客様からはこんな感想をいただいています。
「無礼講の本当の意味を初めて知りました。こんな行事が今でもこの村で毎晩やられていることは素晴らしいことです。」
「(栗矢神社に住んでいる)ムササビに会いたかったわ。」
2日目の無礼講に来られたお客様の表情も、大変いい表情だったと思います
今日は茂山千三郎先生の舞台です。4年前に瀬戸内寂聴先生に書き下ろしていた
だきました阿智村の復曲狂言「木賊(とくさ)」の舞台となります。
<今宵の栗矢の無礼講の予定>
出演者:茂山千三郎(京都茂山狂言会)
演 目:狂言「木賊(とくさ)」
記:株式会社波兎
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