多くの皆様に心配していただき有難うございました。
先月、心筋梗塞で倒れた父が、本日無事、退院することができました。荷物をまとめて病室を出て、お世話になった病院の皆さんへご挨拶に、ナースステーションや集中治療室に出向きました。皆さん、お忙しい時間にも関わらず、集まっていただき父に、
「本当に元気になって良かったですね。」
と、心からの笑顔で、声をかけてくださいました。父が倒れたのは自宅近くの診療所の待合室でした。そのおかげで処置も早く父の命は助かりました。心筋梗塞は一分、一秒が生死をわける病気だということを、今回強く感じました。退院後、的確な処置をおこなってくださった診療所の先生へもお礼のご挨拶に行きました。皆さん、当たり前のことをしたまでですよと、笑顔で父の退院を喜んでくれました。
こんなにも多くの人が関わってくださって、今ここにまた父が、以前と変わらぬ姿で自宅に帰って来れたことに心から感謝しました。どこかひとつでもボタンの掛け違いがあったら、父の命はなかったかもしれません。
父の荷物を持ちながら病院の待合室を通る時、「医師が足りません」のポスターを目にしました。ニュースや新聞で目にする「病院のたらいまわし」の一件が脳裏をよぎりました。決して今回、父の処置が迅速に行なわれたのは、当たり前のことではなく様々な偶然や、父の命に心を寄せてくださった方々のお陰だということを、深く深く感じました。
私自身も、心身ともに弱くなって時に、まわりの多くの人に励まされ元気付けられました。こんなに父のそばにいてあげられたのは、旅館のスタッフが「社長、現場は任せてください。お父さんのところへ行ってあげてください。」と言ってくれたおかげです。本当に大勢の人に支えられました。感謝します。
今度は、私がまわりの人に何ができるのかを考える番だと思っています。
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