今日、2月の定例幹部会議が行なわれました。若旦那から冒頭にこんな話がありました。
「昨年に続き今年も先行きの見えない経済状況が続く中で、私たち自身が、なぜこの地で旅館をやっているのか、なぜこの仲間が石苔亭いしだに集ったのかという命題が問われている。こんな時代だからこそ、私たちが果たさなければならない役目があるはずだ。」
景気が悪いから価格を下げたりするのではなく、私たちはもっと国民感情に寄り添う必要があるのではないかと若旦那は、以前に言っていました。元気のない日本に今一番大切なのは、清涼飲料水ではなく栄養ドリンクだ。これまで年に2度3度と旅行をしていたお客様が、この不況の中で1回しか旅行に行けないとしたら、1泊2日の中で3度も旅行をしたくらいの感動や満足を如何にお客様に感じていただけるかが、これからの旅館につきつけられている課題であるとも言っていました。
平成21年度の方針が発表されました。
ひとつは「料理」です。従来よくある旅館のおしきせ料理ではなく、如何にお客様が召し上がりたい献立を、そのお客様だけの為に作ることができるかが重要です。これまで以上に、先ずはご予約をいただく段階から、いかにしてお客様のお料理の趣向を教えていただくことができるのか、またサービススタッフがどこまでお客様の気持ちを察することができ、そのお客様にとっての最高の料理提供ができるかが重要になってきます。
もうひとつは「紫宸殿の宴」です。まだ内容についてはトップシークレットですので、お話しすることはできませんが、8年間続いた舞台が夏をめどに、まったく新しいものへと生まれ変わることが、今日の幹部会議で若旦那から正式に発表されました。すでに細かな部分まで構想は以前より進んでおり、それと平行して打ち合わせも進んでいることも、今日の会議で明らかになりました。
平成21年度は、石苔亭いしだにとって「チャレンジ」の一年であると共に「変革」の一年となると思います。
私には車を90分運転してでも食べたい「石苔亭いしだ」の料理があります。
マツタケの土瓶蒸し、信州牛の塩釜焼き、信州牛のにぎりなどなど。
平成21年度はさらにお気に入りの料理が増える予感・・・。
とても楽しみにしています。
投稿情報: きたがき | 2009年2 月15日 (日) 22:23
きたがき様有難うございます。
今、石苔亭いしだでは、それぞれ違う皆様の趣向に、どれだけ応えていくことができるかに、真剣になって挑戦していきます。あわせて、「いしだにおまかせするよ。」と言われた時、私たちが本当に自信を持って提供させていただくことのできる料理を、常に持っていることができるか、安心安全に関わる生産者まで行き着くことのできる食材を用意できるかということも、大切だと思っています。
きたがき様にもご満足いただくことのできる料理をお出しすることができるよう、これからも日々精進してまいりたいと思っております。
この度は、コメントを有難うございました。
投稿情報: 若女将 | 2009年2 月16日 (月) 10:52