シルバー人材の方が、暑い中、道路の草取りをしてくださっています。かなりの人数です。敗戦後、この国の辛い時を支えてきてくれた方々です。
先日、東京へ出かけたとき、明らかに職に就かず昼間から街中を徘徊している人たちや、ネット難民と呼ばれる人たちが、かなり多くいることを実感しました。
日本はこの先どうなっていくんだろうと、夜中にひとりでに目が覚めて、無性に心細くなることがあります。だれが日本のDNAを後世に伝えていくのだろう?今まで日本が大切にしてきたものを真剣になんとかしようと思っている人がどのくらいいるのだろう?私になにができるだろ?頭の中が「?」でいっぱいになります。
海外の労働力を求めることで、国内の工場が潰れています。
海外からの食品に頼って、国内の生産者が職を失っています。
海外からの文化を安易に取り入れてばかりで、日本の文化が消えていっています。
ニッポンにはまだまだ若い労働力があります。時間をもてあまし、目的も無くさまよっている若者がいます。職人技や辛い時苦しい時の乗り越え方を知っている高齢者の方がまだいらっしゃいます。しっかりバトンを受け渡さなければ、ニッポンのチカラがここで失われしまうような気がします。
私はここ石苔亭いしだで旅館だからこそ伝えることのできる「ニッポンのDNA」がなんなのかを、これからも追い続けて行きたいと思っています。
おわり
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