石苔亭いしだの夷毘沙門に取り付けられる直径3・5メートルもある大きな「茅の輪」が完成しました。茅の輪とは何か・・・?については5月27日の若女将の日記をご覧ください。
玄関前の小さな(・・・と言いましても直径は1.5メートルほどあります)茅の輪に続きまして、門の所に取り付ける大きな茅の輪の取り付けが行なわれました。材料が竹ということや、これまでに例のない大きな茅の輪ということもあり、なかなか形を整えるのに苦心していました。
もともとこの大きな茅の輪の案は若旦那の事務所でのつぶやきがきっかけです。
「あの門の天井まで届くような大きな茅の輪があったら、お客様が喜ぶだろうなぁ。」と言って、事務所のホワイトボードの隅っこにイメージデッサンを描きました。その後、すぐに庭師の親方と電話で話していたかと思うと、その何時間後には門のところで柱を見上げながら打合せをしていました。
はじめはそんな大きな茅の輪できっこないと思い、笑いながらその話を聞いていたのですが、だんだんと話が現実味を帯びてくるにしたがって、夷毘沙門に本気で茅の輪をかける気なんだと思うようになってきました。
こうしてホワイトボードにデッサンを描いてから1週間も経たない間に、石苔亭いしだの夷毘沙門に大きな茅の輪がかけられました。門に茅の輪をかけようと思ったことも凄いですが、若旦那のデッサンを実現させてしまう庭師の皆さんにもびっくりしました。ちなみにこの庭師の皆さんは、若旦那がデザインした「湯屋守様」をワラで作ってくれた皆さんでもあります。
出来上がった大きな茅の輪を下から見上げながら、多くのお客様方が楽しそうに茅の輪をくぐっている様子が頭に浮かんできました。この茅の輪は今日から6月30日まで常設されております。どうぞ、茅の輪をくぐって半年間の厄落としていってください。
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