若女将の日記

金木犀の香り

今は季節の変わり目とは言うものの、心地よい時節柄です。冷暖房は要らず、心地よい日差しと、心地よい風、そして秋の草花が色とりどりに輝き、心豊にさせてくれます。

この季節、どこからともなく届く金木犀の香りに私の心は和み、自然と笑みがこぼれます。日本の風、香り、彩、は私達の五感を刺激し、感性を豊にしてくれます。

昼神温泉は今、美しい紅葉に向かって見るもの全てが美しいエネルギーを放っています。

秋の味覚とともに温泉を楽しんで頂きたいと思います。

唐木先生のご自宅にて

昨日に引き続き、本日は伊那にあります、唐木先生のご自宅でお稽古が行われるということで、麻琴と二人見学させていただきに伺いました。長野県の情報誌「KURA」では毎回掲載されている唐木先生の作品。ご存知の方が多く、本日が初日という新しい方もいらっしゃいました。

（偶然にも石苔亭いしだの知り合いでした。茂山狂言長野社中を立ち上げよう！といったときにご一緒してくださった方でした。）

お稽古とはおっしゃっても、どれも大変上手に生けられていて、お部屋は秋の気配一色に染まっていきます。皆さん花器を自前で持ち合わせ、そこにお花を入れてゆく姿は真剣そのもの。その姿から、作り上げられる花の姿まで、気が付かされることが様々にあり非常に奥深いものだと感じました。

森岡光男様の陶芸展 秋の野の花を添えて

本日は松本の井上百貨店へ行って参りました。別館6階/ギャラリー井上にて、10月3日〜10月9日まで「森岡光男様の陶芸に、唐木さち先生の秋の野の花を添えた　ギャラリーが開催されています。

デパートさんのギャラリーというのは基本的にどんな作品でも邪魔にならないようシンプルなつくりになっているものだと思います。そのお部屋が、森岡光男様の器に唐木さち先生のお花が生けられているだけで大変やわらかな空間が出来ていることに感動しました。

器とお花の力って本当にすごいんですね。

（右）釣り真弓・大山ボクチ・あしずり野地菊・水引草・よめな

（左）きささげ・ががいも・まつふさ・あしずり野地菊

御結婚おめでとうございます

本日は子供さんを入れて91名という、当館でも大規模なご結婚披露宴が行われました。雨の様子をうかがいながら10時半に花嫁道中がスタートいたしました。加藤木明様の獅子舞、ライヤ君、ケイちゃんの太鼓に合わせて若旦那が「福は内、福は内」と豆をまきながら馬に乗った花嫁様ご一行を石苔亭いしだへ先導します。

ご参列の皆様には雨のたお衣裳の心配もおありだったかと思いますが、社長の「福は内」と一緒に私達スタッフも皆「福よ、降り込め、降り込め」と祝いの日を喜びました。

能舞台の廻りには、ご参列の皆様がお集まりになり、お二人の神前式を祝福しています。雅楽、笙の音色が館内に響き渡り、神聖な祝福の風が吹き渡りました。

本日のご披露宴のお席は長テーブルが11卓、そこにご新郎のお母様手作りのお花が飾られています。心温まる素敵な結婚式をご一緒させていただき、私達は幸せを分けていただきました。有難うございます。

壬生家・久保田家ご両家の皆様様、並びにご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。

三連休の初日

中村屋のオーナー、中村栄利シェフが昼神におこしになられました。先日お話していた照明を一つ、上に設置し、ラーメンの汁が見られるように試していらっしゃいました。いい感じなのですが、問題は虫が寄ってきてしまう。ということです。けれど、中村屋ラーメンの透明度の高い汁を見ながら食べると、さらにおいしさが増します。さすが中村屋のラーメン、その味のうまさに舌打ちします。

三連休の初日、スタートは上場のようです。清水店長は少々緊張気味？

そんなことはありませんよね。師匠がこられて一緒にラーメンを作ってくださり、お客様をお迎えしてくれることに喜びを感じながら、いつもより少々力が入ってがんばっているようです。

明日も中村栄利シェフはお越しくださるそうです。是非、皆様のご来場をお待ちしています。

麻琴です

生後1ヵ月が過ぎた頃から、様子が変わってきたことに戸惑いを覚える事がおおくなりました。会社にも以前より頻繁に顔を出すようになり、生後1ヵ月過ぎの赤ちゃんには大変なことのようにも感じています。

最近では大きくて力強い声でなくようになりました。「たそがれ泣き」というのがあると先輩ママの皆様から教わってはいるのですが、今までになく大きな声で、抱っこしても泣き止まないことに最初は非常に不安になりました。普段が手間のかからない静かな子だけに、こんな時は切なくて泣けてきます。

でも、そんな日が繰り返され大泣きをしても、その後にはすやすやとかわいい寝顔を見せてくれることが分かってくると、初めて「私が原因を作っているのではなく、そういうものなんだ」と初めて納得が出来ました。

考えて見ると、この世に誕生したのが一ヶ月と2週間前、たったそれだけの時間しかたっていないのに、随分成長したと改めて感じます。こんなに力強く泣くことでそのことに気づきました。子育てはこの他にも本当にいろんな事を私に学ばせてくれています。

今日は写真でお披露目させていただきます。一番左は生後3日の時の写真です。他の2枚は今日の写真です。まだまだ男の子に間違われます。

中村屋キャラバン 求人情報

若女将の日記をご覧いただいています皆様は、すでに中村屋キャラバンへお出かけいただきましたでしょうか？お味はいかがでしたでしょうか？イメージはどのように写りましたでしょうか？

ご愛読くださっている皆様に、特別な情報です。今週末の三連休に中村屋オーナーが様子を見に起こしくださいます。前回も客様の様子をみていますと、スープの状態を見ようとして、明かりのところまでラーメンを持ってゆく姿をお見かけしたり、ラーメンの器など、まだまだ改善してゆきたいことがあります。中村屋オーナーは一瞬の隙もなく、中村屋キャラバン昼神店にお越しくださるお客様の動向を探っていらっしゃるのですね。

今週はどんなことにきづかれるのでしょう。

中村屋キャラバン清水店長よりご連絡です。今、アルバイトを募集しています。とのこと。是非どなたかご紹介くださいませ。

詳細は　０２６５−４３−４３４３

ホームページの更新

10月から石苔亭いしだのホームページのトップページが変わりました。今年に入ってから、石苔亭いしだの正面玄関の庭が変わり、その映像で皆様をお迎えさせていただきます。また、人間国宝茂山千作先生の「福の神」が現れます。

このページを作成するまでに、少々時間がかかったように思います。打ち合わせをしているとき若旦那の言葉に「リズムが大事だ」といっていたことを思い出します。

ページを開いてご覧になられる方が、あきてこないリズムの流れ、茂山千作先生の「福の神」も、最初もっと手の込んだ、細かな脚の動き等を作ってくれていたのです。大変だったと思うのですが今回はそれが却下され、このようになりました。

是非、ご覧になってください。

若旦那のスケッチ

どうやら、若旦那は冬の企画の準備が始まったようです。若旦那のスケッチの正体は「本ヤリ様」です。「本ヤリ様」はこの地に昔から伝わる「どんど焼き」の塔の形をしており、その形に目鼻をつけ、災いに対して威嚇を行います。「本ヤリ様」には日が落ちても目鼻が利くように中に明かりをともしています。

写真は、石苔亭いしだの庭でいつもお世話になっている、横前造園の大将です。この本ヤリ様をつくれるか･･･と相談しているようです。

この冬の企画、「神篭り」（かみごもり）といいまして、霜月祭がおわると、神様は自分の社にお帰りになります。春が来るまで神様には昼神温泉の湯に入って頂き、ゆっくり寛いで頂きます。この時期に昼神温泉の湯に入られる方は、神様と同じお湯に入る事になりますので、お湯に入る前に身を清めます。また、神様がお湯に入られている間は、里は神様の変わりに本ヤリ様が里を守ります。

こんな慣わしを基に、果たして今年の冬はどんな企画が持ち上がるのでしょう。楽しみですね。

定休日のお知らせ

昨日中村屋キャラバンの新しい展開についてご案内をさせていただきました。大切なことをお伝えし忘れてしまったことに気がつき、今日はお詫び申し上げたいと思います。

中村屋キャラバンは火曜日を定休日とさせていただこうと考えております。したがって、本日は営業をしておりませんでした。せっかく予約のご案内をさせていただきましたのに、説明が足りず誠に申し訳ございませんでした。