どうやら、若旦那は冬の企画の準備が始まったようです。若旦那のスケッチの正体は「本ヤリ様」です。「本ヤリ様」はこの地に昔から伝わる「どんど焼き」の塔の形をしており、その形に目鼻をつけ、災いに対して威嚇を行います。「本ヤリ様」には日が落ちても目鼻が利くように中に明かりをともしています。
写真は、石苔亭いしだの庭でいつもお世話になっている、横前造園の大将です。この本ヤリ様をつくれるか・・・と相談しているようです。
この冬の企画、「神篭り」(かみごもり)といいまして、霜月祭がおわると、神様は自分の社にお帰りになります。春が来るまで神様には昼神温泉の湯に入って頂き、ゆっくり寛いで頂きます。この時期に昼神温泉の湯に入られる方は、神様と同じお湯に入る事になりますので、お湯に入る前に身を清めます。また、神様がお湯に入られている間は、里は神様の変わりに本ヤリ様が里を守ります。
こんな慣わしを基に、果たして今年の冬はどんな企画が持ち上がるのでしょう。楽しみですね。
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