三十一膳の朝食のデモンストレーションが行われました。29品のおかずに味噌汁、れんげ米がつき「三十一膳」です。とその商品を持ってきたときのスタッフの反応は・・・・なかなか面白かったです。
主な ・名古屋コーチンの生卵又は温泉卵かけご飯
料理内容・どっちの料理ショーで有名になった地元「千代幻豚」の角煮
・毎朝ロビーで焼く上村無形民族文化財「遠山郷の二度芋味噌田楽」
・料理の鉄人陳建一さんの杏仁豆腐 などなどです。
この「遠山郷の二度芋味噌田楽」というものが、上村無形民族文化財となっていることは私も始めて知りました。「二度芋」という理由は、昔は1年に2度収穫をしたことから呼ばれているそうです。小さな芋で実がしっかりした種類の芋で、大変おいしい芋です。
私の祖母が遠山郷の出身です。私は何気なく小さい頃からおやつとしてよく食べていました。それが今回、お客様にご提供させていただく目玉商品となるとは気づきもしませんでした。
先日ニュースで耳にしたことがあります。
ミスユニバース、昨年準優勝の知花くららさんに引き続き、森理世さんが日本人で二人目の優勝を飾りました。世界が認める女性として日本人が選ばれたこと、これは大変素晴らしく、私たちにとっても名誉なことです。その決め手となった最大の理由が「日本の審査基準を変えたこと」。それは「日本人が美徳としている慎ましやかな、だんな様の3歩下がって歩く」というところに「日本人の外向性のよさ」を加えたことです。といっていました。
そこで社長が感じたこと、気づいたこと。それは見方(視点)を変えること。一般的によく言われることですが、元々のある中から、今回世界に認められるだけの素晴らしさを引き出せたということが、なんとなく社長の目を輝かせました。
石苔亭いしだに今あるもの、その視点を変えてみてみる。考えてみる。自分にとって当たり前のこと、日常だったことが、素晴らしい価値を持つものへと変わるものもあるのです。
さらに、スタッフは毎日のマンネリ化を解消する努力が必要です。そのためにはやはり視点を変えること。石苔亭いしだの客室のお掃除を担当してくださっている方はこういっています。
「自分が掃除した部屋を一度寝転がってみてごらんなさい」
→そこには普段見えない天井のほころびやくもの巣、テーブルの下の汚れ、畳のほころびが見えてきます。
信州で育った自分の目の前にあること、日常のことをもう一度意識しながら受け止めて、それがどれだけ恵まれたことであるか、特別なこととなるものか知ることは楽しいかもしれませんね。
石苔亭いしだのお客様にはイメージから楽しんでいただくため、ロビーにて毎朝「二度芋田楽」を囲炉裏で焼くことにしてみました。次回ご来館の際、楽しみになさっていてください。
素晴らしい試みですね。 他の方に理解をしていただくということは、他の方に理解できる表現と伝え方にすること。 それを理解する為に、自身がプロの立ち居地ではなく、寝転がって顧客の、それも子供の目で見ろという発想は非常に面白いと思います。 どう見せるのかという技術論ではなく、自分が顧客ならどう見るのか? どのように見せて欲しいのか? という客観論に基づくものですね。
投稿情報: 沼倉勉 | 2007年6 月24日 (日) 23:00
メールを戴いている事に気がつかず、お返事が遅くなりました。申し訳ありません。現在三十一膳多くの皆様にご好評を戴いております。まずは私達も一安心をしている所です。後は、連泊してくださる方の朝食とのバランス、また三十一膳のお品書きがあったほうがいいのかも・・・・というところでどういった形がよいか検討中です。もし、何かご意見がいただければ幸いです。
投稿情報: 若女将 | 2007年7 月17日 (火) 23:00
こんにちわ。
私自身が経験したことを書きます。
私たち夫婦は海が見たくて下田にある旅館に宿泊しました。
居室内に施設されています空調設備に目が行きました。
吹き出しの状態が気になったのでした。
案の定フィルターが詰まっていました。
部屋に寝転ぶと何もかもが見えるものであります。
『女将の姿勢も…』
春の風
投稿情報: 春の風 | 2008年9 月29日 (月) 23:00