昨日に引き続いて今日は朝からネオジャパネスクのロンドン・フィレンツェの公演の練習が表会長・和力・阿倍さん・若旦那のメンバーで行なわれました。かなりイメージに近いものが出来上がり、後はロンドンで最終的な詰めを行ない完成というところまでの創り上げができたようです。
その後、石苔亭いしだのロビーにてフィレンツェのピッティ宮殿で行なわれる「あい茶会」で出される予定の和菓子のプレゼンテーションが、和菓子のプロジェクトチームから行なわれました。前回、提案したものが「かたち」ばかりにこだわって和菓子としての魅力を出しきれていなかったという反省のもと、今回は「味」にこだわった和菓子の提案がプロジェクトチームからされました。しかし、表会長からは「羊かんのようなシンプルで日本のお菓子というものができないか?」「言いたい事はわかるけれど和菓子としてはどうか。」「京都の和菓子をもっと学ぶべきだ。」といった指摘を受け、今回の提案もボツということになりました。
表会長が帰った後、プロジェクトチームで反省会が行なわれました。
「できない理由を並べても何の意味もない。」
「この和菓子を売れと言われたら自分の店頭に並べたいか?」
「“お菓子作りごっこ”ではなくプロとしての仕事をしているか。」
「自分達の作ったお菓子を人事のように思っていないか?ダメだしされているのはお菓子ではなく私達自身だ。」
反省会の中ではかなり厳しい言葉が飛んでいました。
今月の10日に今度は大阪まで行き最終プレゼンテーションを行ないたいとチームからの申し出があり、今日のリベンジに行くことが決定しました。今日も夜遅くまで和菓子の試作を行なうようです。
日本を代表するようないい和菓子ができるといいです。
石苔亭いしださんらしい、何にでも一生懸命で妥協しない姿勢が伝わってくる今日の日記でした。
シンプルなものほど難しいものはないと思います。
なにも足さない、なにも引かない、といった究極の形だからこそ、日本の伝統文化は美しい長い間受け継がれて続いているのだと思います。
今回のチームの皆さんはそんな伝統文化に正面から立ち向かっている勇敢な方々です。
あきらめずに前に進むことを諦めないでください。応援しています。
投稿情報: ネス湖のネッシー | 2006年9 月 9日 (土) 23:00
なんでもとことんやらないと気が済まないんでしょうね。このこだわりが最後にはどんな形になるのか、日記の中で皆様にお伝えしていけたらと思っております。私達の旅館でもお客様にご提供できるといいと思っています。まだ…気が早いでしょうか?
投稿情報: 若女将 | 2006年9 月11日 (月) 23:00