ネオジャパネスクの文化イベントに、「紫宸殿の宴」にご出演いただいている加藤木朗さんが所属する「和力」が出演することになりました。先日、会長の表さんの舞台イメージを伝えに加藤木さんの自宅へお邪魔した時の話。
旦「表さんが前回のミーティングの時に『外側から創っていくものではなく、内側から創っていたらこんな形になりました』っていうものをやりたいって言ってましたよ。」
加「日本人はそういうことができるんですよね。全部決めてしまうとそれ以上いかないというか…。舞台の中で自由に表現できる場面も作っておかないといけない。」
旦「全部、自由だとだめですか?」
加「いくら雰囲気を作ることのできるアーティストでも、その場の雰囲気や偶然性でやる舞台というのは100回やって2回成功するかどうかという確立ですね。決め事があってこそ自由なパフォーマンスがいきてくると言ったらいいでしょうか。」
旦「『書』をメインにした舞台構成を表さんは考えているそうです。静なるパフォーマンスの『書』をどのように表現して、いかにして観衆の心に届けることができるか。これが勝負です。」
加「『書』を書いている時は平面で書きますから、『書』を立体的な舞いという形で表現したら面白いと思いますよ。舞っている後ろに笛や太鼓の音色が入ってきて、『書』を盛り上げていく。しかし、後に残るものは形ある『書』だけみたいなイメージで。」
旦「和力の持ち曲の中から、表さんに何曲か送っておきましょうか?」
加「いや、やめておきましょう。音源があるとそれ以上のものが出来上がりません。9月に表さんとお会いできたときに、お互い考えを出し合ったり音を出したり舞ったりしてみて、創り上げていけばいいかなと思っています。」
旦「それが表さんの言っている『内側から創っていく』という意味なのかもしれませんね。」
9月に表さんと和力の合同練習の予定が組まれています。さてどんな舞台ができあがるのでしょうか?
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