先日、太鼓を教えた阿智高校の先生方との懇親会へ行ってまいりました。今年の文化祭は例年にない盛り上がりだったそうで、先生方から3年B組が開会式で打った太鼓のステージも、文化祭を成功させたひとつの要因だったと言っていただきました。
私も文化祭でのステージを見させてもらいましたが、生徒さんたち一人一人が本当に一生懸命で、自分たちのステージを自分たちの力で成功させようという思いがひしひしと伝わってきました。若旦那は練習のときから言っていました。
「太鼓を上手に打てたとか、間違えずにできたということは、それほどたいしたことではない。祭りが終わっても、いつまでも心に残るのは、どれだけ汗を流したかとか、どれだけ仲間に助けられたとか、どれだけ自分が納得するまでやり抜いたかということだ。」
文化祭での太鼓が素晴らしかったので、3年B組は阿智の夏祭りにも同じ曲で出演できることになりました。若旦那はどうしてもこのクラスの子供たちを、村のお祭りに参加させたかったようです。お祭りでは村の人々がひとところに集まり、大人子供関係なくお祭りを成功させるために力をあわせます。日頃、交流のない人たちも、仲たがいしている人たちも、男性も女性も、この日だけはひとつになることができます。それが日本のお祭りです。言ってしまえば、お祭りとは生活にどうしても必要なものではありません。お祭りがなくても生活はしていけますし、都心などではそれほど身近にお祭りを感じることのできない地域もあります。
お祭りには教室では絶対教えることのできない勉強がたくさん詰まっています。若旦那はそれを今回であった子供たちに伝えたかったのではないかなと思います。夏祭りで最後の太鼓のステージが終わったとき、3年B組の生徒から若旦那は寄せ書きをした色紙をもらいました。今でもその色紙は社長の机の上に大切に飾られています。
お祭りは終わってしまいましたが、3年B組の子供たちにも若旦那にも素晴らしい思い出が残ったと思います。
確かに学校では教えてくれないことを「お祭り」は教えてくれますよね。子供たちにとって忘れられない夏になったんじゃないでしょうか。子供たちが書いた色紙からも、どれだけ一生懸命太鼓に打ち込んだかが伝わってきますね。
投稿情報: お祭り騒ぎ | 2006年8 月 6日 (日) 23:00
大人が子供に教えなければならないことを教えていないから、今、日本では様々な事件がおきている気がします。大人が頑張っているところをもっともっと子供たちに見せてあげればいいんです。テレビで大人がしでかした駄目なところばっかり見せているから、ちっとも大人の一生懸命生きている姿がクローズアップされてこないことに問題があります。お祭りはそんな大人の「馬鹿なことだけど」一生懸命やっちゃいました!!みたいなところがわかりやすく子どもたちに伝えられる場所なんじゃないかと思うんです。
投稿情報: 若旦那 | 2006年8 月 6日 (日) 23:00
和太鼓のいいところは少し練習さえすればだれでも打つことができるということです。楽譜も要らないし難しいテクニックも必要ありません。だからある程度のことができてしまいますね。がんばらばくても・・・。3年B組の皆さんはきっとそんな太鼓を打ったんじゃなく、自分たちのクラスのために意味のある太鼓を打てたんだと思います。
なんとなく現代は、「一生懸命になることがダサイ」ような風潮があるような気がします。一生懸命はかっこいい!!若女将の日記を読んでそう感じました。
投稿情報: 太鼓打ちダダダ! | 2006年8 月 6日 (日) 23:00