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お正月明けから工事に入っておりました、お客様に「風を感じていただく」ためのデッキが徐々に出来上がってまいりました。
最終的にはウッドデッキのある客室が6部屋、石畳のある客室が5部屋となる予定ですが、どの客室もその形や風景が違います。庭はそれぞれの客室が覗くことが出来ないように目隠しの柵で仕切られており、プライベートな庭園となっております。
ある部屋は半露天風呂からつながるウッドデッキで、お湯から上がってそのままゆっくりとしていただくことの出来る作りになっています。
ある部屋は半分屋内・半分屋外といった不思議な作りのウッドデッキです。
屋根が切れていて星空のよく見えるデッキのついたお部屋もございます。
まだまだ夜は寒いですが、こんな冬の夜は空気が澄んでいて星空が綺麗です。チェアに座って、白い息を吐きながら天体観測もいいですね。
遂にやってまりました「匠の饗宴」の第2弾！！
今回お招きいたしましたゲストはイタリアン リストランテ・ヒロの山田宏巳シェフです。今回の和とイタリアンのコラボレーション料理のテーマは「Fiori〜フィオーリ〜」 「花」という意味のイタリア語だそうです。
本日の献立は以下の通りでした。
一、食前酒…ブルーベリー酒
一、先 付…雲丹プリン（生雲丹・キャビア）
一、前 菜…高知徳谷産フルーツトマト冷製カッペリーニ
一、前 肴…伊勢海老酒盗和え（筍の木の芽和え・岩魚昆布〆）
一、お 椀…白子豆腐（梅麩・独活・京人参・芽かぶ）
一、お造り…あぶりトロ・あぶり寒鰤
一、お凌ぎ…豚東波煮飯蒸し
一、強 肴…ズワイ蟹と水菜のスパゲッティーニ（からすみかけ）
一、煮 物…海老芋万頭
一、焼き物…シャラン産窒息鴨のハーブ焼き 野菜いろいろ
一、酢の物…寒鯖市松
一、ご 飯…的矢答志島牡蠣雑炊
一、香の物…大根中華風漬け
一、水菓子…りんごのタルト・はちみつジェラート・黒豆茶巾ワインゼリー寄せ
食前酒は山田シェフ自ら、それぞれのお客様のお席を回っていただきながら、−200度の液体窒素を使って、目の前で白い煙とともに、あっという間にブルーベリー酒をシャーベットや、お得意のスパゲッティーニを絶妙の湯で加減で釜から上げて、シンプルでありながら味わい深い海鮮スープと絡めたメニューなどを提供していただきました。
長田板長は、「花」というテーマから、生花を料理の中に取り入れたり、華やかな食材の色合いなどを工夫した献立を立て、通常の和食会席料理にはない料理や盛り付けにチャレンジしました。
「匠の饗宴」は、昨年から数えると、今回でもう5回目になるのですが、だんだんと和食と洋食の折衷料理といったジャンルを越えてきているように感じます。どこからが和でどこからがイタリアンなどと考えていることが、もうどうでもよくなってきて、それぞれの料理人が腕を振るって「おいしいものを作ったぞ！どうだ！」と言わんばかりの見事な創作会席料理が出来上がったと思いました。
来月のスペイン料理・再来月の中華料理とのコラボレーションがとても楽しみになってきました。
昨年のフランス料理ビストロボンファムの中野シェフと長田板長とのコラボレーション料理企画「匠の饗宴」の第2弾といたしまして、いよいよ明日イタリアン リストランテ・ヒロの山田シェフとの料理企画がございます。
今日から明日の料理の仕込みのため準備は始まっております。
今回は旬のズワイガニを使ったパスタや、前回も好評でありました−200度の液体窒素を使った食前酒など、多彩な料理がいっぱいだとうかがっております。
更に今回は山田シェフ自ら、お客様方のお席にうかがっての客前調理もございます。昨年も山田シェフにはこの企画に御参画いただきました。前回とはまた違った料理メニューに、どのように長田板長が和食を絡ませていくかというところも見所です。
残念ながら今回の山田シェフの「匠の饗宴」満席のため、もうお席がお取りすることができませんが、2月24日の清水シェフのスペイン料理、3月24日の陳建一料理長の中華料理のコラボレーション企画は、若干の空きがございますので是非お申し込みくださいませ。
今月の「婦人画報」に、石苔亭いしだの料理が掲載されております。
「名旅館の冬懐石」という特集ページで、地鶏のしゃぶしゃぶの写真が大きく掲載されております。その他、先付・前菜の写真や、海のお刺身とともにお選びいただくことの出来る山のお刺身の写真などもご覧いただくことが出来ます。
以前にもお話させていただきましたが、石苔亭いしだではこの時期に、会席料理の一品といたしまして通称「赤鍋」と「白鍋」をお出ししております。赤鍋は信州牛のしゃぶしゃぶ、白鍋は名古屋コーチンのつみれと胸肉のしゃぶしゃぶです。
写真に載っておりますのは、そのうちの白鍋です。つみれ団子をお客様のお好きな大きさに作って、お鍋で煮ていただいている間に、さっと鶏肉をお粥状になったとろみのあるダシにくぐらせて召し上がっていただきます。
残ったダシを使ったお粥も絶品で、ご注文をいただくお客様もたくさんいらっしゃいます。春までの限定献立となっておりますので、是非この機会にお召し上がりになってくださいませ。
※宿泊タイプによりまして「赤鍋」「白鍋」が会席料理の中に含まれない場合がございます。ご予約の際にご確認くださいませ。
先日お話をしました客室にデッキをつける工事ですが、今日デッキの床の板が張りあがりました。デッキの上に出てみると、高い空が頭の上に広がっていてとても気持ちのいい眺めが目の前に広がりました。
この工事が終わるのと同時に、宇治十帖の客室の2部屋が工事に入ります。宇治十帖タイプの客室は、全部で6部屋あるのですが、このうちの2部屋にはこれまで温泉が引かれておりませんでした。
「桐壺」と「帚木」の2部屋です。春までにこの2部屋にも温泉が引かれて、宇治十帖タイプは全室温泉付客室となります。なるべくゆったりとしたパウダールームや眺めのいい浴室をご提供できるようにと、設計士の方と若旦那とで朝から図面とにらめっこをしています。
「桐壺」は2月23日オープン。「帚木」は3月23日オープン予定です。1月21日から工事に入りますのでその間、お客様方にはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ新しく生まれ変わる宇治十帖の客室を楽しみにしていてくださいませ。
名古屋テレビの番組の中で、昼神温泉を取り上げていただけるということで、今朝、石苔亭いしだの大浴場にて撮影が行なわれました。
撮影でいらっしゃった女優さんは、NHKの朝の連続ドラマ「ふたりっこ」で主役だった、双子の「まなちゃん」と「かなちゃん」でした。
今は大学に行かれているそうで、ドラマで拝見させていただいていた時とは違って、とても大人っぽくなっていらしゃって、「ちゃん」づけでお呼びすることもできず、困ってしまいました。
朝一番からとても元気のいい朗らかなお二人のお人柄に触れることができ、私も今日一日が気持ちよくスタートができたように思います。
1月の元下旬に放映されるそうですが、長野県では映りませんので、どうぞ中京方面の方は、ご覧になってくださいませ。
石苔亭いしだの今年の目標は「滞在できる旅館」です。
マイサンキュープランはご好評をいただいておりまして、だんだんとご利用になられるお客様が増えてまいりまいた。嬉しいことです。
22時間ステイ（1泊2日）・39時間ステイ（1.5泊3日）・46時間ステイ（2泊3日）と、私たちの旅館で滞在する時間が増えれば増えるほど、旅館の中の施設だけでは物足りなくなってきます。
同じ食事場所で、昨日とちょっとばかり味付けの違う料理を召し上がっていただいても、お客様に滞在することの満足感はなかなか味わっていただくことはできません。
「なにもないことを“する”」これが私たちの旅館にできる最高の贅沢です。日頃の喧騒を忘れ、ただただゆっくり流れてく時間に身を委ねる。それこそ「Happy Hour」です。そのハッピーアワーに欠かせないのは、お客様に風を感じていただくことだと思っています。この伊那谷を吹きぬける風を体で感じていただきたい・・・そんな願いから、今、客室の一部の壁を取り払い、風を感じることのできるデッキをつくっています。
ちょっとしたリニューアルですが、そのデッキで朝食なんて食べたらきっと素敵でしょうね。高価な掛け軸を飾ることも大切かもしれませんが、私たちはお客様に少しでも贅沢な時間と空間をご提供することをもっと大切に思っています。
何日ぶりでしょうか？夕方から雨が降り出しました。
今年の冬は寒かったですね。中庭で歩き回っているカメの「リク」と「サクラ」は、小屋から2〜3回しか出てきませんでした。
今日は日中の気温も上がり、ここらへんでは久しぶりに10℃近くまで上がりました。
今、事務所の屋根をたたく雨の音が聞こえています。道端にまだ残っている雪の固まりも今夜の雨で、すっかり解けてしまうでしょう。一雨ごとにだんだんと春に近づいていきます。
明後日15日は小正月。そして20日は大寒です。まだまだ気が許せませんが、少しずつ春の支度を始めて行こうと思います。
今日は、朝食メニューの「洋食」についてご説明いたします。
洋食…「匠の饗宴“プライム”」
石苔亭いしだ恒例の「匠の饗宴」では、これまで国内の様々なシェフの方々と、当館の長田板長がコラボレーションをする中で、日本料理ばかりではないいろいろな食材や調理方法などについて学ばせていただきました。
今回、ご朝食としてお客様方にご提供いたします石苔亭いしだの洋食は、それらのシェフの皆様方からのアイデアを頂戴しながら、長田板長がメニューを作った石苔亭いしだ自慢の洋食です。
洋皿に盛られたソーセージやベーコンは、ヤンバル豚を材料とした、ボリューム感がありながらも、口当たりの優しい朝にはもってこいの一品です。
ポタージュスープは、お馴染み「ビストロボンファム」の中野シェフからご提供いただいたもので、季節によってその味わいは変わっていきます。ちなみに1月はニンジンのポタージュスープをご用意させていただいております。
ライスまたはパンがお選びいただけます。ライスは清内路峠湧き水を使用した“れんげ米”。パンはお隣の愛知県から天然酵母を使った“石焼パン”を取り寄せ、3種類のパンの中からお好きなだけ召し上がっていただくことができます。
パンにつけるものとしては、「リストランテ・ヒロ」の山田宏巳シェフからご紹介をいただきました、4000気圧の天然ジャムやこだわりの蜂蜜をご用意しております。
ジュースはトマトジュース・オレンジジュース・牛乳を、可愛らしいグラスに入れて、3つお出しいたします。それぞれ生産者・素材・生産方法にこだわりを持ったジュースで、一味普通のジュースとは違った味わいです。
卵料理は“スクランブルエッグ”と“オムレツ”からお一人ずつお選びいただくことができます。お薦めはなんと言っても中野シェフ直伝の“スクランブルエッグ”です。この料理を作るため、ボンファムの厨房へ研修へ行かせていただきました。
さあ、皆様は、和食・洋食どちらのご朝食にいたしますか？
石苔亭いしだの朝もどうぞお楽しみくださいませ。
