帚木・・・・(源氏の君17歳の夏)5月の雨の夜、葵上の兄でる頭の中将と女性の品定めをした。そこへ左馬頭と藤式部丞が加わって婦人の3階級などを話し合い、源氏の君は中級の女性に興味をもった。翌日源氏の君は、方たがえのため伊予の介の家へ行き空蝉を垣間見た。夜更けに若い後妻の部屋へ忍び込んだ。その後空蝉に幾度となく恋文を送ったけれども避けられてしまう。
・・・・・・・「その原や伏せ屋におふる帚木のありとて行けどあわぬ君かな」・・・・
空蝉は、私の好きな女性の一人です。空蝉の漂わす控えめな慎ましやかな空気が、私はあこがれます。きっと無いものねだりなのでしょうね。また、この場面はつい先日宝塚OGの榛名由梨さんの「夢の奇跡」という舞台でも見たところです。男3人が女性の品定めをしている絵が具体的に想像できます。
次回は・・・空蝉(源氏の君17歳の夏)