昼神温泉から車で20分。
飯田市は、桜が5分咲きといっていいでしょう。
暖かな陽気で、桜が程よく色を濃くし、なんともいえぬ「癒し」「ぬくもり」を私に運んできてくれました。
今朝から体調をくずし、嘔吐がとまらないため点滴を売っていただくために休日当番医へときました。
「なんてだらしないのだ…」
と、こんなときに体調を崩す自分を情けなく思っていましたが、「飯田市へ来て良かった」
と思いました。
お日様と桜の花が、こんなにも私の心を癒してくれるとは思いませんでした。
また、飯田市が(=世の中が)桜で彩られていることに、気づくことが出来ました。
昨年からどことなく、気持ちの落ち込みを引きずっていたところもありました。
気がつかないフリをしながらすごしてきていたのでしょうが、3月11日の大地震に続く日本に与えられている数々の試練に、そして被災を受けられている多くの人々の困難、幼い子供や多くの子供たちのけなげさを、どこか心に引っ掛けたまま、自分の気持ちを落ち込ませてきていた事に気づきました。
私の嘔吐は、母が旅館業を始めたころ(小4)から度々起こるようになった症状です。旅館業をはじめてから症状が強くでるようになり、あるきっかけで気がつきました。
胃腸が弱いほうなのでしょうね。体が教えてくれると思うようにしています。
自分では気がつかないのですが、嘔吐、胃痙攣とい症状が出ると「あー、そういえば少し思い悩みすぎていたな、疲れていたな」と、自分自身意外と無理していたのかもしれないと、力が入っていた自分を緩めるように、大きく深呼吸するのです。
それは、ともかく…
桜です。桜…
東北では今も大きな地震が続き、また原発問題も解決のめどがつかめずにすごす中、さらにはその事故対応に当たられている方々をおもうと、不謹慎なのでは…
そんな気持ちもわいてしまうのですが、お日様や桜はそんな多くの人々のいろんな言い訳をすべてを包み込んで、わけへだたりなく微笑んでくれるように思えました。
ある意味、それは無常であり、しかし平等なのかもしれない
だからこそ、私は癒されたのだと思います。
今日のこのお日様の光と桜の花の輝きは、私がどんな人間だろうと、誰だろうと、わけ隔たりなく地球上のすべてのものへ同じ輝きを放っているのだと思えました。
私たちは現状、問題なく日常が遅れております。
私たちが落込んでいては駄目なのですよね。
今日の「1日」が私に与えてくれたやさしさのように、私も周りの多くの皆さんへそんな「やさしさ」「勇気」を与えられる人間に、そして石苔亭いしだになれるよう、力強く進む努力をしようとおもいました。
飯田市は、今週桜が美しいですよ。
皆さんも是非足を運んでください。
私のように、何かに出会えるかもしれません。
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