今回の全体ミーティングでは、また一つ素敵な場面に出会えました。
定年を迎えてから、Iターンをして石苔亭いしだで活躍してくださっている石田伴二さんという方がいらっしゃいます。
やはり苦労してこられている方は違います。
愛社精神を強くお持ちになりながら、多くの考えを秘めて日頃の仕事に取り組んでいらっしゃることが伝わります。
昨日は、ミーティングの最後に挙手をしてくださり、こんなお話をしてくださいました。
「有る企業の新入社員採用試験の祭に実際にあったお話です・・・・・という冒頭でした。」
「貴方は自分の母親の足の裏を洗ってあげたことがありますか?~と質問された青年は、実際に家に帰った後、会社でこんな話がありました。是非、母親の足の裏を洗わせてください。と話したそうです。そして、足の裏を洗ったところ、気がつかなかった母の足のしわや痩せ細った様子に気がつき、また今まで育てていただいたもろもろの感情がこみ上げ、切なさや感謝やいたわりや・・・・そんな多くの感情がこみ上げ、涙をこぼしたそうです。
次の採用面接の祭にそのお話を会社の方にしたところ、会社の社長がこういったそうです。
「そうした親を思う気持ちと同じように、貴方が働く会社の全てを愛していたわる気持ちを持って働いていただきたいです。」
とても素敵なお話だと思いました。
日頃、愛社精神を持っていただきたい。そうなれるように上手に社員の皆さんに育っていただきたい。会社も企業努力を重ねたい。と常々思っています。そのために心痛めることばかりです。
ただ、そうした思いは社長自信の口から発するのはなかなか難しいです。
それを、こうした形で皆さんに伝えてくださる方がいらしていただけることは、最高に幸せなことだと思います。
石田伴二さん、本当に有難うございました。
そして、こうした思いを引き継いくださる若い社員が増えることを期待したいと思いうます。
また、私自身は皆さんのその思いに応えれるべき立派な旅館へと精進していくことをお約束したいと思います。