娘が生後10ヶ月を迎えた頃、保育施設への入所をはじめ、その頃からどのように旅館に関わってゆくことがベストなのか・・・・と随分悩んできました。
一時は頼っていた実家の母も、さすがに運動量が増してきた事と「育てる」ということの重みに疲労が嵩んできたようで、特別な時だけにして欲しいとの返事が来てしまい、現在はまた保育施設を頼りながら仕事の時間を作るようになりました。
私は、私自身が体験してきた印象が、深く私にしこりを残している為か、子供を育てる環境については強い願いがあります。それは「夕方から夜の時間は母親が側にいること」です。こんなことですが、私にとってはとっても大事なことと感じており何よりも子供の成長のために第一優先したいと考えていることです。
現在、会社の皆さんにはご協力いただき、保育園のむかえに合せて帰宅させていただいています。
第一優先したいことを実践しているのに、私自身はとても苦しくなります。
チェックインが出来ないこと、旅館での夕食時間の様子を感じ、お客様の様子を感じ取ることが出来ないこと、スタッフの皆さんにまかせ一緒に参加できないこと。
どれもお客様やスタッフの皆さんの期待を裏切っているように感じてしまいます。それでいて子供もやたら泣くようになると、誰も自分の事を理解してくれないんじゃないかと不安と孤独が積み重なります。困った物ですよね。
どうやら、旅館にとっても、子供にとっても、夕方からの時間は人間関係や信頼を高めるには重要なポイントとなる時間帯のようです。
でも、世の中の母親は同じように悩んでいる方も、もっと厳しい状態の中で頑張っている方もいることを考えれば、弱音を吐いてばかりもいられません。
私にとっても子供はかえることのと出来ない大切な存在です。今できる状態の中で、感謝しながらポジティブに精一杯過ごしてゆくしかありません。
解っていることなのに、「笑顔を忘れずに今を大切に生きる」ということがこんなにも難しかったか・・・・と自分自身と葛藤している毎日です。
まだまだ親としても、若女将としても本当に未熟のようです。大勢のお客様の応援をいただいていることをしっかりと受止め、もっともっと一回りも二周りも大きな人間になれるよう・・・・ガ・ン・バ・ル・ぞ!!!
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