今日は“ふっ”と出来た時間を使い、障子紙の張替を行ってもらいました。ここは、昔からお世話になっている石苔亭いしだのお局様であり、母親役割を担ってくれている村上シズエさんの出番です。
なぜなら、障子貼りはテクニックがいるのです。何気なく貼れるものではありません。。仕上がりが綺麗でなければお客様をがっかりさせてしまうでしょう。
なおかつ、「良い仕事」というのは、手際と要領のよさが必要です。今回は、石苔亭いしだに勤務して今年4年目になる和(やわらぎ)の丹野さんが、村上さんのノウハウを習得するため障子貼りに参加です。
※日頃破らないようにと注意している障子に、手を通してしまうのは、不思議とワクワク、どきどきするものですね。こんなことが楽しいです。
お客様があっての旅館です。日々の勤務の間の時間を上手に使い、気になることに対してすぐ対応できる時は、大変気分がいいものです。私が旅館に来た頃、私の父(先代オーナー)によく言われました。「一時が万事」 ~一つを見れば、他のすべてがおしはかられる~
その言葉が私には深く刻まれながら、毎日の事を見ています。
お陰様でお茶室の障子も廊下の障子もお部屋の障子も気持ちよくなりました。
安心してお盆が迎えられます。
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