若女将の日記: 宮島厳島神社奉納狂言③

せっかく広島に来たのだから、狂言ばかりではなくなにか想い出作り･･･ということで、広島駅の周りで広島名物「広島焼き」の美味しい店を探していると、珍しいものを発見しました。

これは「マンホールのふた」です。さすが広島カープの本拠地だけあって、マンホールのふたまで広島カープのデザインになっているのにはびっくりしました。最近、広島球場が「マツダスタジアム」となったということで、町のいたるところには広島カープやスタジアムの旗や看板が掲げられていました。

広島駅前に広島焼きの店ばかりが集まったところがあると地元の人から聞いて行ってみました。ビルのワンフロアーが全部お好み焼き屋さんで、その中でも目をひいた「１０番」というお好み焼き屋さんに寄ることにしました。

「なんで１０番っていう名前なんですか。」と聞くと、店の方が「店内の色を見て分かりませんか？」と言われて、あたりを見渡すと「オレンジと黒」の２色の色合い！さっきまで街中に溢れていた広島カープの「赤色」とは明らかに違うそれは「ジャイアンツカラー」そのものでした。「これ大丈夫ですか？」と恐る恐る聞いてみますと、店長さんがジャイアンツの阿部選手と友人で、店の名前も阿部選手の背番号の「１０番」としているとのことでした。本場の広島焼きは生地が薄くて、キャベツやうどんやトッピングとして選んだ牡蠣がふんだんに入ったとても美味しいものでした。寝起きでちょっと不機嫌だった娘の麻琴に店長さんが、特製の紙テープをくださいました。麻琴はそのテープがよほど気に入ったらしく、帰りの新幹線の中もそのテープを手におとなしくしていてくれました。

長かったようで短かった宮島厳島神社への旅行でしたが、たくさんの想い出ができました。これにて若女将の日記宮島編を終わりといたします。