皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昼神温泉郷では、綺麗な新春の初日の出を拝むことができました。爽やかな新年の幕開けです。朝市の初売り、昼神温泉太鼓、阿智黒丑舞の巡回など、温泉郷内は朝から不況の風はどこへやら、とても賑やかな雰囲気に包まれていました。
石苔亭いしだでは朝11時から、毎年恒例の「元旦祭」がとり行われました。地元の熊谷神主さんにお出でいただき、館内をお祓いしていただきます。ご宿泊のお客様にも参加していただいき、新年の祝詞と玉串奉天の神事を行ないました。
若旦那からはこんな話がありました。
「2008年は様々な暗いニュースの多かった1年だったと思います。こんな時だからこそ、日本人がこれまで大切にしてきた“相手を思いやる気持ち”が大事です。「有難い」という気持ちや「おかげ様で」という気持ちが理解できる日本人の心が、きっと世の中を明るくしてくれるはずです。昼神温泉はその名の由来が、この世に昼を取り戻したといわれる「天の岩戸伝説」に由来しています。こんな時代だからこそ、ここ昼神から世の中に光を差し込んでいけたらと思っています。」
2009年は、私達旅館がお客様方に何をして差し上げられるのかを問われる一年だと若旦那は言っていました。まだまだ国内の景気は元気を取り戻すまでには時間がかかりそうです。これまで以上に日本旅館が果たさなければならない役割について、深く考えて行きたいと思っています。
2009年、石苔亭いしだスタッフ一同、お客様の笑顔のために精一杯頑張ってまいります。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
新年おめでとうございます。
若旦那の訓示、私もそうだと思います。
学校教育にしても個人主張、権利ばかりを教えているように思えてなりません。
「自分の人生」、他の人の迷惑など知らぬ存ぜぬの風潮に今までの日本の良さがなくなっています。
企業家にしても政治家にしても自分さえ良ければ他の事など人事。
今年は素直に「有難うございます」と言えるような社会を期待します。
投稿情報: 大久保 葵 | 2009年1 月 1日 (木) 20:47
大久保様、貴重なご意見、ありがとうございました。大久保様のおっしゃられること、その通りだと思います。
「NO」と言えない日本人・・・とよく言われますが、察する心や相手を思いやる心が、きっと「NO」と言わなくても暮らしていける日本の風習を作ってきたのだと思います。
環境破壊・テロや空爆・政治不安など、今、世界のあちらこちらで、不安感や不信感が溢れかえっています。こんな時だからこそ、日本人が大切にしてきた「おかげさまです」という気持ちを、大切にしていきたいと思いますね。
投稿情報: 若女将 | 2009年1 月 2日 (金) 14:44