明日の昼神の夏祭り最終日に「昼神の虫送り」という行事が行われます。
昔からここ昼神地区に伝わる伝統行事で、松明を持った厄年の方が田んぼのあぜ道を歩いて、稲に巣くう虫を集めて、最後は村はずれまで捨てに行くという行事です。
昼神地区の皆さんの虫送り神事は、8月26日にありますが、昼神温泉郷の虫送りは、明日8月16日の夏祭り最終日に行なわれます。
「旅館の廊下」を田んぼのあぜ道と見立てて、松明に見立てたワラの束を持った昼神地区の方々が、お客様や各旅館の「虫」を集めに参ります。夜になってそのワラに火をつけた松明行列が、祭り会場を練り歩き、最後は直径1メートルもある大きな火の玉にその火を点火します。
昼神温専じゅうの「虫」が集まった火の玉を、昼神温泉の男衆が阿智川に向かって、振り回して投げ込みます。上手く川に火の玉が入れば「虫」が流れたことになりますし、川まで届かなかったり、川に入らなかった場合は「虫」は流れなかったことになります。
今日は昼間から虫送り神事の練習です。昼神温泉じゅうの「虫」を川に投げ込めるかどうかが特に重要なこの行事ですので、特に火振りの練習は入念に何回も何回も行なわれていました。
さて、はたして明日の「虫送りの神事」上手く皆様の「虫」を阿智川の清流に投げ入れることができるのでしょうか?
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