友人から旅館に「今、宮崎監督がテレビに出ているから観たほうがいいよ。」という電話がかかってきて、慌てて家に帰りテレビをつけてみました。
最後に宮崎監督とお会いしたのは、今年の2月に淵の森公園の作業に参加させてもらったとき以来のことでしたので、画面を通してではありましたが、お元気にお仕事をされている姿を嬉しく見させていただいていました。
しかし、番組の内容を見ているうちに、監督の映画にかける情熱や執拗なまでにこだわり抜く姿についつい引き込まれ、夕食の支度もそのままにただただ番組を見入ってしました。
なにが監督をあそこまで突き動かしているのか?
人間というのはなにを拠り所にすれば、ここまで自分を奮い立たせることができるのか?
自分自身と人は本当に向き合えることができるのか?
いろんなことを思いながらも、宮崎監督の自分の命を削りながら一つの作品を生み出していくような姿に、まだまだ自分はここまで生き抜いていないなと背中を大きく押されたような気分になりました。
60歳をとうに越した監督が、「大人のためではない、子どもへのメッセージ」を届けるために、絵コンテを何回も書き直したり、幼少期の自分と重ね合わせ自問自答している様子に、日本の誇るべきプロフェッショナルの姿が見え、とっても嬉しくなりました。
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