若女将の日記

本日幹部会です

前回（先月）に引き続き、本日もペーパーレスの幹部会が行われました。効果が少しづつ現れてきているのではないでしょうか。と手ごたえを感じたことに感激しました。

目で見る資料がないため、どうしたって話している人の言葉に集中してゆかないと会議に参加できません。本日は営業担当の方からいくつかの提案が出され、それについて幹部の皆さんから「おっ！」「早速使ってみよう！」といえる参考意見が出てまいりました。その部分につきましては、石苔亭いしだのお客様に対するサプライズ的、あるいはもう一度利用したい！と思っていただけるサービス提供の取り組みの部分ですので、様子を見ながらご報告させていただきたいと思います。

本日の幹部会で6月〜7月/7月〜9月/正月に向けての新しい取り組みが決まりましたので、チラシでのご案内の前にこの日記でいち早くご紹介させていただきます。

6月.7月にかけて鱧料理を中心としたお料理を加えること。これは鱧の一番おいしい旬をご提供するための内容です。

7月〜9月　答志島鮑料理　をご提供します。こちらは通常料金より5.000円〜6.000円のプラスでの提供を考えています。

四季の会員様がこのプランをお申し込みしていただいた場合は6月〜7月12日までの日曜日〜木曜日のご予約に限り、客室1グレードアップをご相談してゆこうということになりました。

今年のお正月は「石苔亭いしだ、長田板長によるおせち料理」の販売を行うこととなっておりますが、その告知を8月に行う予定で進めていくことになりました。実はこのおせち料理、スタッフ全員がどんな物にしあがるのかを期待と不安を混ぜながら楽しみにしています。

長田板長は相当のプレッシャーのようです。その場での提供と違い、郵送のみの限定となりますので、品質を重ね魅力ある商品にしなければならないというのは実際難しいですよね。

昨年試しにいくつかの施設のおせち料理を頼んでみましたが、値段の割りに案外「食べれるもの」ってないんですよね。これは本当に苦戦しているようです。皆様もどうぞ楽しみになさっていてください。そのたびにご意見を拾い上げ改善をしてゆきたいと思っています。

まずは鱧料理、召し上がりにお出かけくださることを心よりお待ちいたしております。

和太鼓奏者 塩原良が昼神温泉で！

石苔亭いしだの紫宸殿の宴に当初（6年前）から力を貸してくださっている塩原良を、すでに皆様もご存知のことと思います。日々の努力の積み重ねは本当に尊いことで、この6年の間にも塩原様の活動の範囲は本当に広がりました。

県外に重ね、海外まで公演を行う機会も増えられ、多くのファンがついております。塩原良が指導しているグループのうちの「御花泉」も、女性人の華やかさと和太鼓の力強さの魅力を増し、同じく今では多くのファンを集めるほどに成っております。

この度その塩原良と御花泉のグループが昼が見温泉の観光センター2階で毎日公演を行うことになりました。

今月の15日を予定し、昼神温泉へお越しのお客様を中心にチェックアウトされる10時から毎日行うそうです。鑑賞料は800円と伺って下ります。塩原良の太鼓は見る方々にエネルギーを与えてくれる舞台です。是非、次回のお楽しみのひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

柳の綿が舞い始めました

昨日に続き、今日も気温は28度と夏並みの気温になりました。梅雨もまだだというのにこの暑さにはこれから先の不安がつのります。本日館内のチラーを切り替えます。コタツの片付けにあわせ、暖房から冷房への切替です。毎年ゴールデンウイークを目安にしています。昔はゴールデンウイークに最後の雪が降ることがあったのですが、ここしばらくはすっかりそんなこともなくなりました。来年は考えなくては生けないかもしれませんね。

この暖かさで阿智川沿いの柳の綿が舞い始めました。昨日は気が付かなかったのに、一気です。道路わきを綿布団が出来そうなほどの量が転がっていきます。青空を待っている様子などは妖精のようです。観光にこられる皆さんは耳に入ると危険ですのでお気をつけてください。

本日ものどかな1日です。良い旅をお祈りいたします。

水野支配人をご紹介します

「これだけいい天気だと、お客様は外に出たくなるだろうからね･･･」といいながら水野支配人は粘土をもって客室へ出かけてゆきました。

実は石苔亭いしだには正体不明の生物が住み着いてしまっているのです。この時期になると活発に動きだし、お客様や私達を恐怖におそいます。その正体は････

まん丸の綺麗な体つきをした「蜂？？？」だと思うのですが、この蜂、実は針を持っていません。しかし、その赤蜂ほどの大きさで飛ぶ羽根の音はとても恐怖です。

この蜂？？？石苔亭いしだの軒先に使われている木に綺麗なまん丸の穴をあけて、巣を作っているのか、食べているのか、よく分からないのですがとにかくそこら中の軒先に正確な穴を次々とあけてゆくのです。穴を埋めても埋めても、別の角度からまた穴をあけ、正直いたちごっこです。

お掃除をする時も、この蜂がいくら針を持たず、刺されることはないと分かっていても、恐怖で窓を開けることが出来ません。

水野支配人はそのために、開けられた穴を埋める為粘土をもって各部屋を回っているところでした。この正体、ご存知の方いらっしゃいますか？いったいどうやって予防したらいいのでしょう。

盆栽

35歳を過ぎた頃から若旦那は時折「盆栽って興味深いよね」というようになりました。その辺りから石苔亭いしだのロビーラウンジに苔玉をおいてみたり、小さな植木を置いてみたりと、何か見つけ出そうとしています。

埼玉県に盆栽町があることをご存知でしょうか？実は私も初めて知ったのですが、大正12年の関東大震災によって被災した東京駒込、巣鴨、本郷などで盆栽業を営んでいた人々が移住して出来たそうです。当時は面白い住民協定もあり「盆栽を10鉢以上持つ」「二階家は建てない」「垣根は生け垣とする」「門戸は開放しておく」など、物騒な昨今では考えられない大胆なものでした。

これらは樹木の育成に大切な日照と風通しに配慮されたもので、門戸の開放は村全体が「市場」だったことを物語っています。

なんだかチョット素敵な話だと感じました。村のあり方が皆共通意識の元で生活が成り立ち、おそらくそんな中には暗黙の秩序というものも生まれていることでしょう。先日の「早座祭り」を行うに当たっての目的とにたところを感じます。

当時のこうした村の生活の中には、人と人の関係や人と自然の関係が感謝や慈しむ心が芽生える環境にあっただろうと想像します。そうした中では子供達が豊かな心を持って育つには必要な何かが揃ってるものではないでしょうか。

「盆栽」自体の話とは程遠くなってしまいましたが、こうした村があったということに今日は少し心動かされ自分勝手に想像していました。仕事をしながらも「心」がどんな時にも重要な要素を閉めていると私は常々感じているからです。石苔亭いしだのスタッフにも、自分自身もそんな「心」にいつも気が付きながら生活していきたいです。

バイクの一人旅

今日は広島からバイクの一人旅の方がご来館です。ゴールデンウイークが終わると同時ぐらいに雨に降られていまい、バイクのお客様には少々都合が悪かったことですね。しかし、バイカーにとってはそれも予測してのこと。旅での出来事はどれを取っても、後から記念に残る思い出となるものです。

お客様は本日が3日目。今日は19号線を使いながら妻籠のほうから来てくださいました。客室には前回リニューアルした初音（120）をあえてご用意させていただきました。ここは、イギリスのバイク「MVアグスター」がインテリアとしてございます。雨により身体が冷えていることでしょう。石苔亭いしだのスタッフのおもてなし、お部屋の設え、お料理、石苔亭いしだの温泉が一層効果的にお客様を包み込んでくれることを期待しています。

このゴールデンウイーク中は毎日がお天気がよく休暇にはもってこいでした。その分今朝の雨が朝一番に私の目に飛び込んできたかと思えば、部屋の窓から見える木々の葉の鮮やかな緑が私の心に潤いを与えてくれるようでした。

とても瑞々しく深まる緑です。おそらく本日ご到着のお客様もそんな信州の山の緑に感動しながら道のりを楽しまれてきたのではないでしょうか？

私のハーレーダビッドソン、スプリンガーも遠出がしたくてうずうずしていることでしょう。

子供の日

本日は子供の日のお節句という子ともあり、ご来館のお客様の中には普段より子供さんの数が多いように感じます。さて、さて、数日前から私たちは本日を迎える為に準備をしてきましたよ。

板長は夕食の献立に、子供さんが喜んでいただける「何か」を考えています。結処（フロント）は水野支配人を中心に何を思いついたでしょう。今朝チェックアウトさえれたお子様にも、サプライズがありましたね。水野支配人に聞きましたら、女の子は「万華鏡」、男の子は「コマやメンコ」といった物がセットになったものをﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄに用意していたようです。今日はどんな物を考えているのでしょうね。それは子供さんだけのお楽しみです。本日の宴は加藤木さんです。夜の舞台でも何か考えているかも････？

石苔亭いしだのハローウィンといったところでしょうか？全国の子供の皆さん、健やかに明るく、夢や希望をもって成長してください。石苔亭いしだのスタッフはいつも応援しています。

鯉のぼりです！

園原の里では「花桃まつり」が行われております。今年は天候の都合で開花時期が遅れたといわれておりますが、おかげさまで丁度このゴールデンウイークにも楽しむことが出来ました。そんな中、明日は子供の節句です。

私は日本のこうした行事が大好きです。昔は我が家でも母が鯉のぼりを飾ってくれた記憶があります。最近では鯉のぼりを見かけることも少なくなってきたようです。核家族化が進み、若いご両親は仕事で忙しくしているのですから、これも自然な状況でしょうが････

花桃の祭り会場にたくさんの鯉のぼりが飾られました。自分の家で見ることが出来なくなった方々でも、是非明日はこちらに出かけていただき鯉のぼりの言われや、ご両親の幼い頃のエピソードなどお子様方に話してくださるきっかけになさってください。

私も写真を撮りに出かけながら、鯉のぼりの歌を口ずさもうといたしましたが、思うように全部歌うことが出来ませんでした。これにはショックでしたね。

新緑の季節です

なんて心地の良いお日柄でしょう。今日の日、ゴールデンウィークそして休暇を過ごすための旅としては最高の日となりました。私は信州のこうした季節が大好きです。

新緑が輝き、タンポポや土筆が大地を湧き立たせ、山々からの冷たい川のせせらぎが活きよく周りの景色を潤します。全てのものに湧き立つようなエネルギーを感じることができ、私達にも自然と笑顔がこぼれます。希望や憧れ、そんなわくわくする心が芽生えるようです。

本日のお客様はきっとそんな中、石苔亭いしだにご到着され穏やかな時間を過ごしてくださることかと思うと、とても楽しみです。サイクリングに四輪バギーが活躍することでしょう。

ゴールデンウイークの渋滞にさえめげずに、本日のご来館を心よりお待ちいたしております。

お客様からの贈り物

毎月四季の会会員様にお誕生日のおはがきを送らせていただいております。ささやかなことなのですが、私どもからのお祝いの気持ちをこめ、日頃の感謝の気持ちです。

本日その四季の会員様から「お誕生日のお知らせをいつもありがとうございます」と贈り物が届きました。贈り物はご本人様が執筆された童話の本です。

お手紙によりますと、この度法務大臣賞を受賞されたそうです。本当におめでとうございます。日頃は3人のお子様を育てられ社会福祉の活動をされながら、ご主人の介護をなさっていらっしゃると伺った記憶がございます。その経験と、長野の風土から養われた心を執筆という形で表されているのだろうと、私は本を読みながら勝手に想像させていただきました。

本は人の「情」というものに視点をあてて書かれています。石苔亭いしだにご滞在中にこの本を読んでいただけましたら、信州の風と新緑のもつエネルギーでお客様をさらに効果的に「ほっ」と穏やかな時間が過ぎてゆきそうな気がいたしましす。

お送りいただいた本は「マリのさんしん情話」という本です。旅館の棚に並べさせていただきますので、ご宿泊の際是非信州の風を感じながらご覧になってください。