7年前、石苔亭いしだに若旦那と来た時私たちは一緒に東京のYMCA国際ホテル専門学校へ1年間勉強に通いました。そのご縁で毎年夏休みになると実習生として生徒さんを御預りしています。
今回は2年前の夏休みに石苔亭いしだに来た実習生が、自分の現在のスタッフを連れて食事をしに着てくれました。「彼らの勉強のためです」といって一週間ほど前私のところに電話をくれました。その言葉だけでも大変光栄なことです。その彼というのは長野県白骨温泉「湯元斉藤旅館」の息子さんです。今年専務に昇格したそうです。
彼が実習生としてきた頃は、若旦那も旅館にきて3年目あたりです。まだまだオーナー(私の父)や当時のスタッフにもまれながら、自分流の考えや石苔亭いしだのあり方を模索し必死に挑戦している頃です。そんな若旦那を見ながら彼は大変印象深い夏をすごしました。と言ってくれました。その影響でしょうか、彼と一緒に来館してくれたのは、湯元斉藤旅館のフロント全般の接客を負かされている40歳の男性とこれから客室係として長を務める予定の24才の女性です。
旅館の規模もあり方も違う私たちですが、お客様に思う気持ちやスタッフに思う気持ちというのは同じなのでしょう。斉藤君がどんな願いで彼らを連れてきてくれたかよく分かります。きっと、一緒に来た彼らも斉藤専務の気持ちに気付いていることでしょう。私たちは何も特別なことはしてあげておりませんが、こうして頼ってきてくれる方の気持ちに精一杯答えれるようにとの思いで仕事に向かわせていただけることは、何よりの学びだと感謝しております。
石苔亭いしだのスタッフは本日斉藤様というお客様に日頃の仕事を振り返るチャンスを頂きました。普段石苔亭いしだにご来館されるお客様も同じです。期待しているお客様の気持ちをしっかりと受け止め、それに対して私たちはどのように心を寄せて接客を行って欲しいのか、今夜ミーティングで伝えたいと思います。
まだまだ未熟な私たちですが、皆様どうぞ暖かく見守っていただけますよう宜しくお願い致します。そして斉藤君、応援しています。共に夢と希望を失わないよう仲間を信じ、美しい人生が送れるよう頑張りましょう。
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