久しぶりに石苔亭いしだの子供達のアイドルをご紹介したいと思います。そう言われて皆さんが思い出されるのは、きっと中庭にいる“カメ”達ではないかと思います。最近ではすっかり有名になり、来られるお客様が毎度覗いてくださるようになりました。
しかし、“カメのリクとサクラ”が石苔亭いしだに来るよりも先にきていたのは実は写真に写しております魚です。「プロトプテルスアンフィビュウス」という種類の魚で「=肺魚」です。上手に写真に写すことが出来ませんでしたが、前のヒレが手のように動き、後ろについているヒレは足のように動きます。
この種類の魚は「人間が誕生する前から形を変えないまま生息している」といわれていまして、いわゆる「古代魚」です。目は退化しており見えていません。肺呼吸を行いまして、自然界にいるこの種類の魚は冬には海から地面に上がりマユを造り冬眠をするそうです。日頃も見ておりますと5分に1度ぐらい水面に口を出し、呼吸をしています。更にこの魚は肉食です。実は獰猛なのです。私が気に入っていますのは、その不細工な顔で動きも鈍く静かな様子が優しく感じられ、長い時間の中を生き抜く力強さなど少しも感じさせないところに奥深さを感じ、愛らしいのです。
目が見えない為、自分の縄張りを持っているらしく、その範囲内にいるものをエサと判断し口にしてしまうらしいです。エサで無かったら鰓から吐き出しています。歯がない為あごの力で噛み砕くのですが、その力は人間の指を砕いてしまうほどだと聞いております。
そんなに獰猛には見えないんですが、今度気にしてみてください。見ればいるほどその動きが、かわいらしく感じられると思います。名前がついていません。私たちは「パピコ」OR「半漁ドン」と呼んでいます。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。