本日は月に1度の全体ミーティングが行なわれました。まずは売上目標に対する結果報告です。今月だけは1月の実績にあわせ、今年1年間の総合評価が加わります。石苔亭いしだは1月で第32期を終えました。
全体ミーティングで一番大事なことは、若旦那の言葉で物を語ることです。常日頃は各G長が若旦那の考えに添いながら仕事を行ない、間接的にスタッフに伝えてくれています。そこに加えて定期的に若旦那の生の声でスタッフに語りかけることはとても重要なことだと考えています。
本日は若旦那から第33期の石苔亭いしだはどの方向に進んでゆくか、お話がありました。少しご紹介いたします。
1つ、今年ラーメン屋台の営業を展開します。
以前までは昼神温泉街にはラーメンバスが営業しておりました。石苔亭いしだにはお酒を飲んだ後出かけるような食事処がありません。ご来館のお客様の中にはこのラーメンバスを御用達としていた方々もいらっしゃいます。ところがここのマスターが突然お亡くなりになってしまったのです。突然の死のショックから再開の予定も持ち上がりません。
実は以前よりお世話になっている山田宏巳シェフがラーメンをこよなく愛しておいでで、テレビでも大変お忙しくご活躍の「中村屋」のご主人をご紹介くださっていました。若旦那と男の生き方やら夢やらを語り合っていたところ、のれんわけをしないとしていた中村屋のご主人が若旦那と一緒に夢を見てみようと言ってくださったのです。
2つ、KARADAファクトリー名古屋1号店を出店
昨年よりKARADAリセットプランを行なってきておりますが、その脊椎矯正のお店を名古屋に出店しようというのです。人の身体と心の健康と温泉旅館の新しい可能性があると若旦那は見える絵があるといいます。
3つ、INAKAプロジェクトのスタート
日記でも度々ご紹介しております。4月22日園原の駒つなぎの桜の木の下で奉納狂言が行なわれます。園原に古くから伝わる「木賊」の台本を土台に瀬戸内寂聴様に台本をお越していただきます。それを米寿を迎えられた茂山千作先生に奉納していただくのです。これはスタートであり今後この「木賊狂言」がこの園原地区の人々の大切な祭り芸能と根付いていくよう働きかえるものであります。これは昨年のフェンツェへの活動から始まっています。
日本というものを改めて考え直し、祭り文化から育てられてきた農耕民族の私たちはこの心を基本に子どもの頃から人の生き方を学んでいるのではないか。と考えました。多くの思いと考え、願いはありますが、まずは動き始めることです。そして村の大人たちと一緒になり自分たちの文化を作り上げてゆこうとするものです。
若旦那から伝えられた大きなものの内、3つを紹介させていただきました。今までの5年間に石苔亭いしだがどんな土台を耕してきていたのかを改めて知り、今後5年間はそこにどのような芽をつけようとしているのかが伝えられたといってよいでしょう。
私は前々より一緒に話を聞きながら考えをともにしてきておりましたが、スタッフにしてみれば大きな考えを聞き、胸も熱くなったことと思います。
本日はバレンタインです。若旦那からのプレゼントと受け取っていただき皆、心をともに新しい1年をスタートさせる意気込みです。まず最初に始まるのは中村屋ラーメンバスかと思います。またご報告いたしますので楽しみになさっていてください。
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