本日はスタッフからの希望で珈琲講習会が開かれました。
以前からご紹介しておりますが、石苔亭いしだでは水出し珈琲をお出ししています。珈琲豆はここ阿智村ご出身の方が展開している、セラード珈琲を使用しています。
覚えておいでの方もいらっしゃるかと思います。約4年ほど前、若旦那と共に石苔亭いしだに来た最初の頃、「いしだのこだわり」を5項目考えました。
1つ、珈琲
2つ、お米
3つ、紫辰殿の宴
4つ、石鹸
5つ、信州懐石料理 (2004年6月20日の日記は最初の頃の珈琲についての日記です。懐かしい方、読んでみてください。)
です。当時の喫茶担当者は珈琲勉強会にも毎週通いながら、知識を身につけ実践に生かしてくれました。今回の講習会はその復習です。仲間から仲間へ伝達されてきておりますが、やはり新しいスタッフもおりますし、専門の方からのお話というのは大切です。
本日の講習のねらいは、スタッフがお客様に同じ知識で美味しく提供できるようにする。ことです。
専門の佐々木さんのお話にスタッフ皆、興味深く、真剣に、耳を傾けていました。例えば、ドリップ珈琲を抽出するための道具にも抽出口が1つのものと、3つのものとありますが、その違いによってどのように味が変わるのか・・・
試してみましたが、皆そろって1つの抽出口の者のほうが珈琲の味に手ごたえがあると言っていました。また、お湯を注ぐとき、お煎茶を入れるときと同じようにヤカンから沸騰したお湯を直接注ぐのではなく、別の容器に一度移したお湯を使ったほうが味が良くなる。
などのお話を頂きました。けれど、最後にこれが絶対です!と専門の佐々木さんがご指導くださったことは、「心」でした。花を育てるにも、野菜を育てるにも、樹を育てるのにも、「茶」をたてるにも同じことを言われますが、私も大切なことだと思っています。
「己の心」を最善な環境にするためには、段取りが大切になってくるはずだと考えます。珈琲一つ取ってみても、全ての事につうずるのですね。
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