多くの犠牲者を出した今回の集中豪雨ですが、昼神温泉の中央を流れる阿智川は、もうすっかり中洲が顔を出し、いつもの表情を取り戻しています。今朝早く、一部通行止めだった中央高速道路も全面開通となり、お客様方の足にもご迷惑がかからない状態まで復帰いたしました。
長野県でも一番被害のあった岡谷市ですが、以前、若旦那が小学校の教師として務めていた地ということで、大勢の知人が住んでいるところです。ガスが止まったり、停電になったりと大変だった様子を友人から電話で聞いたりしました。
多くの死者行方不明者が出た今回の豪雨でしたが、亡くなった方の一人は友人の同級生の消防団員の方でした。土石流で流されて土砂の中から遺体で見つかった中学生は若旦那の友人の学校の生徒さんです。あと2メートル逃げることができていたら助かったかもしれないという話を聞きました。
自然の猛威の前では人間は無力です。自然はときに私たちを癒してくれます。ときに勇気づけてくれます。ときに慰めてくれる時もあります。しかし、こうして災害の傷跡を見せつけられると、やはり人間は大きな地球という球体の上に生かされているだけなのかもしれないと思えてきます。
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