以前もお話しました長野県顧客満足度委員会...通称「NACS〜ナックス」の第2回目の会議が今日、松本でおこなわれました。
「NACS」とは、お客様にとって心地の良い旅館ホテルとはどういった空間や時間を持ち合わせているものかということを、考え提案していく委員会です。今回は私たち旅館空間に、クラフト・音響・インテリア家具などのアーティストの方々の感性を取り込み、これまでにない空間演出をしてみようという試みを今年の6月に行います。
今日は、参加アーティストの皆さん方との、コンセプトの共有を行なう会議で、当館の若旦那が委員長として司会を務め、かなり奥の深い話合いがされました。
都会にはないものが信州にはある。それをいかにお客様に伝えることができるか?
便利なものではない、アナログやノイジーなものの魅力を引き出したい。
古いもの・伝統のあるものに、日本が昔から累積してきたものを感じる。それらをどうやって現代の人に伝えていけばいいか。
旅館の人間ばかりで考えるのではなく、こうしていろんな角度から考えを出し合うことで、可能性が広がる。
などなど、積極的な意見が多く出され、当初、2時間の会合の予定が、4時間近くまで延びても、話はつきませんでした。
いろんな感性をもった方々が、それぞれの思いをぶつけ合って出来上がる空間と時間の演出!どんなふうになるのか楽しみです。
新しい旅館の可能性にとても興味があります。ぜひ6月に行ってみたいのですが、詳しい日程がありましたら教えてください。
投稿情報: 旅館関係者 | 2006年5 月 3日 (水) 23:00
長野県の情報誌「KURA」に詳しい日程内容が掲載される予定です。南信地区では昼神温泉「石苔亭いしだ」(6月10日〜17日)が予定されています。その他、中信地区・東信地区・北信地区とだんだん北上していきます。参加旅館は、扉温泉「明神館」・鹿教湯温泉「斉藤ホテル」、白馬温泉「五龍館」、戸倉上山田温泉「滝の湯」です。それぞれ趣向の違ったプレゼンテーションがされると思いますので、どうぞ近くの旅館に足を運んでみてください。
私たちの旅館では、長野県の漆・ガラス・書の作家さんとハワイのコア材を使って、「風」をテーマにした客室空間をご提案させていただく予定です。
投稿情報: 若旦那 | 2006年5 月 3日 (水) 23:00