昨日、一昨日と降り続けた雪ですが、昨晩やっとやみまして、屋根に積もった雪も日中の日差しにほとんど溶けてしまいました。
昼神温泉では冬になりますと阿智川沿いの桜並木にイルミネーションが点灯いたします。昨晩は白い雪にイルミネーションの光が映えて、一足早いクリスマスのような光景でした。
石苔亭いしだの庭園も、夜ライトアップされますと、その白色にライトの光が反射して、なんとも幻想的な風景が広がっていました。
雪が降りますと、外を出歩く人も少なく、いつもですと車の往来のあります旅館の前の道も昨晩はずいぶんと静かでした。一面の銀世界にたった一人で立っていますと、なんだか一人取り残されたような・・・そんな錯覚さえ起こすような不思議な時間が流れました。
昔話の「六地蔵」のように、道の向こうの角から、笠を頭に乗せたお地蔵さん達が「ザクザク」と歩いてきてもおかしいなと、一人雪の降る道の真ん中に立ちながら考えていました。
あまりの寒さに事務所に「寒い、寒い・・」と帰ってきますと、「外で何してたんですか?」と、いつもどおりのスタッフの声に迎えられ、なんとなく心が温かくなりました。
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