昨日ご紹介いたしましたスーパー狂言は全部で3作ございます。今日はその中野「クローン人間ナマシマ」をご紹介いたします。
「スーパー狂言 クローン人間ナマシマ」
〜あらすじ〜
マツキ選手ほか主砲選手をメリケン国グランドリーグに引き抜かれた東京ジャイガンツ。窮地に陥った球団社長は、なんとナマシマ前監督の「クローン人間」を造り出してしまいました。
しかも、調子に乗って7人も・・・。
試験管の中でたった1本の髪の毛から生まれた、スーパースターの才能と全盛期の力強さを持った同じ七人の侍。
彼らクローン選手たちの大活躍でオープン戦は、100対0の大勝利。順風満帆!
・・・と思いきや、7人全員が4番サードを主張して大乱闘となり・・・。
原作はスーパー歌舞伎でもお馴染みの梅原 猛先生。演出は茂山千之丞先生。美術・衣装は横尾忠則先生といった豪華な顔ぶれです。
最後に出てくる鬼が、自ら造ったクローン人間によって右往左往している姿をあざ笑っているところが、現代の人間社会に警鐘を鳴らしているように見えます。
明日は「王様と恐竜」をご紹介いたします。