最近、ふと思うときがあります。
ものを食べて「幸せ」と感じるのはいつなんだろうかと・・・。
美食家・グルメ・料理評論家の方が、出された料理に対して「この料理の後味はちょっと舌の上に残るわね。」「イタリアで食べた○○のほうがよっぽど美味しかったわ。」「これならば食べないほうがマシだった気がする。」などのコメントをする場面を最近目にしました。
それに対してラーメンを食べても「これはうまい!」と心から感動する人もいますね。
本当に美味しいものを食べたことがないから、ラーメンでも美味しいと感じるんじゃないの?ということもあるのかもしれません。しかし、世界中の美味しいものを知っていることが、本当に幸せなことなのだろうかと思うのです。
よりいいものを知ってしまうものだから、ものを食べることによって得る「幸せ」のレベルがどんどん上がっていってしまう。ちょっとしたことでは「幸せ」を感じることができなくなってしまう。より刺激的で特別なものにしか感動できない。だから一杯のラーメンにも満足できない。
これは美味しいものを食べるのがいいか悪いかという話ではなく、人間にとって「幸せ」と感じるものはなんなんだろうか?という、私自身、最近心の中でモヤモヤとしているところなんです。
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