茶室から外を眺めていますと、木の葉の間に可愛らしい丸い実が見えました。
「やまぼうし」の花の実です。
やまぼうしは4枚の淡い白色の花弁をつけるのに対し、実の色は優しい朱色をしています。
近寄ってよく見てみますと、その実は真ん丸い実ではなく細かい突起物の集合体で、形といい大きさといいまるで「野いちご」のように見えました。
しばらくやまぼうしの木の下に立って、その実を眺めていますと、木の幹を忙しそうに上へ下へ歩き回っている蟻んこや、葉っぱの上で羽を休めている蜂など、いろんな生き物がこの木に集まってきていることにも気が付きました。
いろんな形をしたいろんな命が息づいているなとあらためて思いました。
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