明日は「お月見」です。
当館では毎年、お団子を作って能舞台前の青石の上にススキと一緒にお供えします。今日、一日早くお供え物をいたしました。
お月様にかかわる行事として一番有名なのが「十五夜のお月見」です。または「中秋の名月」とも言われます。十五夜お月様は「満月」とばかり思っていましたが、その由来をよく調べてみますと、「十五夜」とは、陰暦8月15日のことで、つまり新月から14日後のお月様のことです。したがってその日が、満月とは限らないわけです。
しかし、やはり「満月」の方が一番美しいとされ、しかも、空気の澄んでいるこの時期に見るお月見がきれいに見えるということで、「満月」の晩が「十五夜のお月様」と呼ばれるようになりました。その他「満月」には、五穀豊穣のシンボルであったり、月光には神霊が宿ってるとも信じられてきたようです。
ちなみに「中秋」とは、陰暦でいう「秋」は7月〜9月のことであり、秋の真ん中の日が、「十五夜」と重なることから両方の呼び名で呼ばれています。
この時期は雨が降りにくく、お月見にはいい夜になることが多いそうです。
明日、晴れることを祈っております。
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