今日は若旦那が京都の茂山千三郎先生のご自宅で、狂言のお稽古があるので、私も同行させていただきました。
・・・といいますのも、今夜、京都では山の中腹に、火で「大」の字が描かれることで有名な「五山の送り火」の行事があるからです。
夜8時になるとお稽古をいったん中断しまして、茂山先生の3階のベランダにみんなで集まって、送り火の様子を勧賞させていただきました。先生のベランダからは、「大」「妙」「法」「ふね」の様子がすぐ近くに見ることができました。普段は写真やテレビなどでしか見ることのできない光景が、目の前に広がっていることに感動しました。
そして、京都の盆地を囲むように連なる山々に、仏様を送るために火で形を刻むなんて、なんて勇壮で夢のある行事なんだろうと、あらためて京都の奥深さを感じることができました。
ところで、私たちがよく口にする「大文字焼き」は、正式名称ではないことをご存知でしたでしょうか?あれはどうやらお菓子かなにかの名前のようです。五つの山に形が刻まれることから「五山の送り火」という名称がが本当の名前だそうですよ。
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