私たちは毎日、連なる山々、流れる清らかな川、鳥のさえずり・・・・本当に豊かな自然に囲まれて毎日暮らしています。
夏休みになり、村のあちこちで子どもたちの姿も多く見られるようになりました。当館にもお子様連れのお客様がいらっしゃいます。
あるとき、若旦那が言っていました。
「自然がそこにあるからといって、子どもたちが自然の素晴らしさを実感しているとは限らない。そこに美しいものがあるんだということを、まずは気付かせてやらなければいけない。
美しいか醜いかというのは、もちろんその人の感性によるものだが、「感性」というものはもともと人間に備わっているものではない。はじめはきちんと真正面から見せて教えてやるものだ。
なにがいけないことで、なにがいいことなのか、なにが嘘で、なにが本当なのかは、きちっと教えてやらなければいけない。
その人らしさを尊重するとか、個性を重んじるとか言うけれど、そんなことを言って、きちんと教えるべきことを教えないから今の日本はダメなんだ。」
新聞やテレビ報道で、高知県の甲子園出場高校が不祥事で甲子園へ行くことができなったと聞きました。とても残念なことだと思います。しかし、未成年はタバコを吸ってはいけないことを、「言わなくてもわかるだろ。」ではなく、大人がしっかりと「言葉」にして、この子ども達に伝えていれば、もしかしてこの子ども達は胸を張って甲子園へ出場できていたのではないかと思います。
結果が出たものを評価するのではなく、私達はもっともっと私達の経験や失敗や感動したことを、言葉にして次の世代に伝えなければならないと感じました。
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