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本日、シアタールームより一日早く出来上がったエステルームで、スタッフを中心にエステの体験を行いました。
私たちは前のカラオケルームだったころの部屋を知っていますので、それがこんなにもお洒落に内装が変わってしまったというだけでまず驚きでした。
リラックスをしてエステを受けることのできるように、ルーム内には絶えず森林浴などの自然の音が流れています。照明もほどよいもので、ベッドの横になっただけで、深い眠りに落ちていくような心地のよい環境でした。
エステは、HARNNのライスオイルを使用したボディーオイルはべたつき感もなく、体にスーッと浸透していくのが分かりました。何種類かの香りの中から自分でその日の気分によってアロマも選ぶことができたり、体調にそったハーブティーも出していただいて、本当にいたれりつくせりの幸せな時間を過ごす事ができました。
いよいよ明日からお客様にもこのエステを体験していただけます。
どうぞエステの内容などについてお気軽にお尋ねいただき、是非とも石苔亭いしだでの新しい時間の使い方を楽しんでみてください。
本日午後から、京都茂山狂言会の茂山千三郎先生のお社中の皆様方の合宿稽古が、当館の能舞台にて行われました。
お社中の方とはいえ、セリフの抑揚や所作など、素人の私から見ますとどれも素晴らしいもので、ついつい仕事の手を止めて見入ってしまうことが度々でした。
本日のお稽古は7月31日に京都金剛能楽堂で行われます「七三の会」のお稽古で、皆さん最後の仕上がりということで、ちょっとした動きなどで分からないところなどを千三郎先生に確認しながらお稽古を行っていました。
実は、当館の若旦那も31日の発表会に出演します。シアタールームオープンをあさってに控えて、薄暗いシアター入り口のところでペンキ塗りをしながら、狂言のセリフの練習をしている若旦那の姿はなんとも異様なものでした。
スタッフが「若旦那の練習はいつやるのか。」と騒いでいるのが分かり、どうやら、まだスタッフが全員出勤していない早朝練習を先生にお願いしたようでした。
本日の宴は、茂山千三郎先生もご出演の狂言3演目で、地元のお客様はじめ多くのお客様がご来館いただき、賑やかな夜となりました。
「七三の会」のご成功を心より願っております。
今日、月に一度の全体ミーティングがありました。
先月のミーティングでの宿題になっておりました「勇気とホスピタリティー」の話し合いの第2弾が今回されました。
宿題の内容はこうでした。「ゴールデンウィークに宿泊の問い合わせがありました。しかし満館です。勇気のある人は断ることができます。ホスピタリティーのある人はすぐ断れません。あなたならどんな対応をしますか？」
前回の話し合いでは「しっかりと断ることもホスピタリティーである」「キャンセルが出たらすぐお知らせできるように連絡先をひかえておく」などの意見がスタッフから出されました。
今回、第2弾の話し合いでは、そこから一歩踏み込んで「他館の手配などの相談にものる」「お詫びの手紙を添えてパンフレットやガイドをお送りする」「少しでも当館での雰囲気を味わっていただきたいので、他の施設に泊まっても宴や喫茶などに招待する」など、一歩踏み込んだ意見が多く出されました。
最後に若旦那からこんな話がありました。
「お客様にサービスを提供するには、勇気もホスピタリティーも大切である。しかし、一番大切なのは私たちスタッフが「どこまでお客様の思いを共有できるか」ということである。
ゴールデンウィークにどこをあたっても満館だといわれて困っているお客様がいたら、私たちも知恵を絞ってお客様の願いが実現できるように動いてみよう。
これは、予約の対応だけに言えることではない。来館されたお客様が今なにを望んでいらっしゃるのか、なにに困っていらしゃるのかに気付くことができるようになるには、どこまであなたがお客様の思いに寄り添えているのかにかかっている。」
新しい石苔亭いしだのサービスの一歩が始まったような気がしました。
いよいよ完成が近づいてきました「リラクゼーションシアターMan＆Wife」と「ナチュラルスパ六花」
今日は夜中に職人さんから許可を得まして、内装の塗装の一部をお手伝いさせていただきました。シアターに続く小部屋の中の引き出し部分の「汚し」をかすれた筆で塗っていきました。
なかなか自然な汚れを出すのは難しく、綺麗に塗りすぎてしまったり、汚れ方がわざとらしかったりで、何度もやり直しました。
自分の手が加わることによって、なんとなくシアタールームへの愛着も沸いてきました。わからないようにちょっと落書きもしておきました。
リラクゼーションシアター「Man＆Wife」で、まだ皆様にお話していない事があります。
それはシアタールームに入る入り口のからくりです。
私たちの旅館は、そうは言っても「和風旅館」ですので、今回できあがるシアター空間は、旅館の中の「隠れ部屋」的な存在にしようという、若旦那の当初からの思いがありまして、シアターへの入り口はちょっと見ただけでは入り方が分からない作りになります。
昨日の工事で建具屋さんがきて、若旦那と大工さんの立会いのもと、その「隠し扉」を取り付けたのですが、どうもうまく取り付けられないらしく、しばらく工事が中断してしまいました。
建具屋さんも大工さんも、若旦那が提案した「隠し扉」を今まで作ったこともなければ、見たこともないようで、「こうやったら扉が安定するのではないか。」とか「仕掛けがばれないようにするには、この壁の裏に細工が必要だ。」とか、ずいぶんと長い間打ち合わせを行っていました。
はたしてシアタールームの入り口はオープンに間に合うのでしょうか。
7月22日にシアタールームと同時オープンいたしますエステルームの名前が決まりました。
「六花」とかいて「むつばな」と読みます。「六花」とは、雪の結晶を六角形の花に見立てて呼んだもので、お客様に雪の結晶のように、美しくなっていただきたいという思いから、この名前を決めさせていただきました。
本日の工事でエステルームの柱や壁に色がだんだんと入ってきました。明日は壁にクロスが貼られたり、建具が設置されたりして、だんだんとエステルームの形が整ってくることと思います。
エステシャンは、今、熱海で毎日エステの強化トレーニングを行っています。ぜひとも石苔亭いしだのエステを体感してみてください。
宴が終わってロビーにいくつもの脚立が立ち並んでいます。
7月22日のエステとリラクゼーションシアターのオープンと合わせて、能舞台のある第1ロビーの音環境も整えようということで、友人がかけつけてくれ夜中のスピーカー配線工事が徹夜で行われることになりました。
自然な音響効果をお客様に味わっていただく為に、これまで4つであったスピーカーを倍以上増やしまして、計算された場所に計算された角度でスピーカーが設置されていきます。
特にロビー中央の天窓の中に取り付けられているスピーカーは、天窓を開放した際には、外の音と中の音を融合させ、天空に音のドームを作り上げる効果があります。
今日はスピーカーの配線のみですが、これらのスピーカーから出てくる音がどんなふうに響きあうのかとても楽しみです。
