日本で昔から笛や太鼓を吹き鳴らし舞を踊ったりしながら、神あそびをすることを「神楽〜かぐら〜」と言います。
もともとは、天照大神が天の岩戸に隠れたとき、神々が岩戸の前に集まって大神を慰めるために歓楽を行ったことに由来すると言われています。
また、「かぐら」の「か」は字のごとく“神様”を表しており、「くら」とは“神様がやってくる”とか“神様がやってくる場所”という意味があるそうです。「神楽」とは神あそびをする為に神様がやって来る場所と言う意味もあります。
今、旅館の前の阿智川沿いの「桜」が満開です。
春になり田植えの準備が始まる頃になりますと、作物が豊かに実るようにと山から神様が降りて来ます。ところがまだ少し田植えの時期には早い。そこで神様は里の木にしばらく降りて田植えの時期を待ちます。
少しばかり早く山から下りてきた神様がやってくる木「早(さ)」と「くら」で「さくら」と言うそうです。
今、旅館の前の桜並木では、山から降りて来た神様たちの宴会が始めているのかもしれませんね。
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