先日、ある業者さんとのお話の中でこんなお話がありました。
「どんなに立派な家具や調度品をお部屋に用意してみても、それでお客様が過ごしやすい空間になるとは限らないですよね。」
「そう、一番大切なのは、なんとなくこの空間いいよねとか、どこがいいかははっきりわからないけど、居心地がいいといった雰囲気をどのように出すかだと思うよ。」
「五感にどのようにうったえかけていくかが大事ですね。旅館はどちらかというと視覚と味覚に頼っているでしょ。しかし、触覚・嗅覚・聴覚すべてが満たされて初めて「心地いい」空間はできていくんだよね。」
「旅館でお客様に満足していただくために、なんでもお金をかけてリニューアルすることも考え物ですね。「有名」な旅館やホテルはたくさんあるけれど、「一流」の旅館というのは少ないものです。」
「そうか、有名と一流は違うんですね。」
「そう、ぜんぜん違います。」
一流の旅館になりたいと思いました。
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