テレビでも何度か取り上げられております大鹿歌舞伎をご存知ですか?私たちの住む下伊那郡大鹿村で古くから守られてきている歌舞伎です。大鹿村の人々が自分たちの力で古い書籍を大切にしながら絶やすことなく受け通で着ている全国でも珍しい歌舞伎です。今に少なくなってきた大切な形が大鹿村には残されています。父、祖父、又そのおじい様たちから体で教え込まれてきた文化。先日は小学生の子達から舞台に立てることを誇りにしながら今も稽古を真剣に行っている姿をテレビの特番で見たことがあります。とても感動的でした。本日はその大鹿村の方々が当館へお越しくださり能舞台にてその大鹿歌舞伎を行っています。ライブビデオをご覧いただきましたでしょうか。私たちは両親からまかされたこの石苔亭いしだで能舞台を利用し多くの方に伝えてゆきたいと思っています。それは歌舞伎にしても3月に行われる狂言にしても、毎晩行われている舞台演奏にしても、完成された形や舞台ではありません、「それが何なのか」言葉で伝えるにはなんとも適切な言葉が思いつきませんが、日本人の生き様、伝えたいと思う熱い心、本物の姿、関わってきた人々の姿、そんなもの全てが尊いと感じていただきたいと感じています。大鹿歌舞伎を支えていた村人たちは今の時代なかなか感じることが難しくなった家族や隣人を愛する自然な空気をが耐えなかったからこそ今に残ってきているようにも感じられます。皆様にはどのように感じられますでしょうか?
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